老後のための政治・経済問題
マルプーの飼い主のおっさんの最大の趣味は自動車ですが、自動車の書き込みは正直、なんの熟思もなくただスラスラと書いて、適当な画像を貼り付けているだけです。好きなジャンルの書き込みなので、多少のストレス発散と暇つぶしにはなっても、頭は使わないのでボケ防止にはほとんど役立ちそうにありません!
そこで.これも今のところ実益にはなっていないので趣味といえば趣味の!経済、政治情勢の分析や、歴史分野についての独断と偏見に満ちた考察の方は、宿題として?1冊の本を題材にした“読書感想文”を、1回/月ぐらい目標で書き込む予定ですが、こちらはかなりボリュームが膨らみ、頭も使わざるを得ないので、ボケ防止には役立ちそうです。
今、課題?として取り組んでいるある政治情勢分析の本は、その感想文をまとめるのに、同じ著者の過去の本や、類似のテーマの本を相当量読み、解析せねばならないため、書き込みが遅れそうです。
ただ自分のような、年金生活者にとっての政治、経済情勢分析は、つまるところ自らの老後の経済問題に直結します。

某ホリエモン氏はかつて、東洋経済の対談で「団塊の世代は自分が死ぬまで国債バブルはもつと思っているんだろうけど、みんな長生きするからそれは錯覚だ」といったそうです。さらに団塊の世代より10歳若い自分たちの世代にとって、もう避けて通れる話ではないでしょう。そこで、本格的な読書感想文以外にも、こちらの分野でも超軽めな話題提供も行っていきたいと思います。
それでは以下、その第1弾から。
2018.06.24
浅井 隆著「2020年世界大恐慌―資産家は恐慌時に生まれる」
ニューモデルマガジンXを買いに本屋に行ったとき、ついでに立ち読みする。浅井さんの本は何冊か買い、読んでいるが、今回も新鮮味がなく、立ち読みで済ませた。新しい点?は、金庫を買う時は1トン以上の重さで、基礎から打ちつけておかないとダメとのことだった。確かに中途半端な金庫だと、ドロボーに大事なモノをもっていってくださいと言わんばかりだろうが、マンション住まいだと無理な対策だ。最後には、自身の主催する金融倶楽部に誘導が入る。これもいつものパターン。この誘導にだまされる人がいなければいいが。

この、国家財政破綻を煽る本のパターンは大きく3つあると思う。
①は浅井さんの本のパターンだ。仮に国家財政が破綻すれば、そのツケ払いのターゲットは資産家層だ。もう日本の一般庶民は、これ以上搾取されると生活が成り立たないところまで、貧乏になっている。
しかし日本に限らないが大/中資産家にはプライベートバンカーというか個人的なファイナンシャル・アドヴァイザーがおり、既に対策済みだ。その資産を海外に逃がしている人も多数いる。
そのため国のターゲットは、マイナンバー制度導入で資産をガラス張りに晒されている、無力な子羊のような、小資産家層に向けられる。

バブル崩壊を経験し、ヘタに金融機関からの誘いにのれば、地獄に落ちることを過去の苦い経験から知っているこの層は、自から本でも買って対策せねばならない。この人達のための情報収集、研究、対策本だが、最終的には自らの投資会社に誘導するパターンがあり、浅井さんの本はこのジャンルだが、気をつけなければいけないのは、肝心のその投資会社の過去の評判が悪い、悪質なものも一部含まれている点だ。
②は上記①と途中まで同じだが、情報は提示するが、対策は他に頼ることなく自ら実行しろ、というものだ。ただ①②とも、ターゲットはあくまで小資産家向けの本で、自分のようなただのサラリーマンの老後生活者には、ハードルが高すぎる対策例も多いが、個人視点なので参考になる。
③は最近本屋に行くと平積みされている、「財政破綻後 危機のシナリオ分析」に代表されるような財務省系の、破綻すれば大変なことになるので当面はさらなる増税と福祉カットを我慢せい+いずれ財政破綻が来るので一般国民に事前の啓蒙?というか既成事実化というか、精神的な地ならしを行うパターンだ。個人の視点での対策についてはほとんど述べないのが特徴で、当たり前だが事前の対策は無意味だから無駄な抵抗はやめろという誘導と現時点での抜け道は教えない。国家財政の破綻のツケは個人で払わせて国は何とか生き延びるという、国視点のパターンだ。
なお財政破綻に至る理由、時期を含む今後のシナリオは作者の意図や好み?もあり、異なってくる。
またもちろん、これらと正反対な、ジャブジャブお金を使っても破綻なんかしない。現にそんな予兆すらサラサラないではないかという意見もある。ただ皮膚感覚としても、国の借金のツケはいずれ国民一人一人にまわってくると、個人的には思っている。
本屋では、自分と同じぐらいの年配者がやはり同じように浅井さんの本を立ち読みしていたが、最後にレジに持って行った。みんな、口には出さないが不安なのだろう。
そこで.これも今のところ実益にはなっていないので趣味といえば趣味の!経済、政治情勢の分析や、歴史分野についての独断と偏見に満ちた考察の方は、宿題として?1冊の本を題材にした“読書感想文”を、1回/月ぐらい目標で書き込む予定ですが、こちらはかなりボリュームが膨らみ、頭も使わざるを得ないので、ボケ防止には役立ちそうです。
今、課題?として取り組んでいるある政治情勢分析の本は、その感想文をまとめるのに、同じ著者の過去の本や、類似のテーマの本を相当量読み、解析せねばならないため、書き込みが遅れそうです。
ただ自分のような、年金生活者にとっての政治、経済情勢分析は、つまるところ自らの老後の経済問題に直結します。

某ホリエモン氏はかつて、東洋経済の対談で「団塊の世代は自分が死ぬまで国債バブルはもつと思っているんだろうけど、みんな長生きするからそれは錯覚だ」といったそうです。さらに団塊の世代より10歳若い自分たちの世代にとって、もう避けて通れる話ではないでしょう。そこで、本格的な読書感想文以外にも、こちらの分野でも超軽めな話題提供も行っていきたいと思います。
それでは以下、その第1弾から。
2018.06.24
浅井 隆著「2020年世界大恐慌―資産家は恐慌時に生まれる」
ニューモデルマガジンXを買いに本屋に行ったとき、ついでに立ち読みする。浅井さんの本は何冊か買い、読んでいるが、今回も新鮮味がなく、立ち読みで済ませた。新しい点?は、金庫を買う時は1トン以上の重さで、基礎から打ちつけておかないとダメとのことだった。確かに中途半端な金庫だと、ドロボーに大事なモノをもっていってくださいと言わんばかりだろうが、マンション住まいだと無理な対策だ。最後には、自身の主催する金融倶楽部に誘導が入る。これもいつものパターン。この誘導にだまされる人がいなければいいが。

この、国家財政破綻を煽る本のパターンは大きく3つあると思う。
①は浅井さんの本のパターンだ。仮に国家財政が破綻すれば、そのツケ払いのターゲットは資産家層だ。もう日本の一般庶民は、これ以上搾取されると生活が成り立たないところまで、貧乏になっている。
しかし日本に限らないが大/中資産家にはプライベートバンカーというか個人的なファイナンシャル・アドヴァイザーがおり、既に対策済みだ。その資産を海外に逃がしている人も多数いる。
そのため国のターゲットは、マイナンバー制度導入で資産をガラス張りに晒されている、無力な子羊のような、小資産家層に向けられる。

バブル崩壊を経験し、ヘタに金融機関からの誘いにのれば、地獄に落ちることを過去の苦い経験から知っているこの層は、自から本でも買って対策せねばならない。この人達のための情報収集、研究、対策本だが、最終的には自らの投資会社に誘導するパターンがあり、浅井さんの本はこのジャンルだが、気をつけなければいけないのは、肝心のその投資会社の過去の評判が悪い、悪質なものも一部含まれている点だ。
②は上記①と途中まで同じだが、情報は提示するが、対策は他に頼ることなく自ら実行しろ、というものだ。ただ①②とも、ターゲットはあくまで小資産家向けの本で、自分のようなただのサラリーマンの老後生活者には、ハードルが高すぎる対策例も多いが、個人視点なので参考になる。
③は最近本屋に行くと平積みされている、「財政破綻後 危機のシナリオ分析」に代表されるような財務省系の、破綻すれば大変なことになるので当面はさらなる増税と福祉カットを我慢せい+いずれ財政破綻が来るので一般国民に事前の啓蒙?というか既成事実化というか、精神的な地ならしを行うパターンだ。個人の視点での対策についてはほとんど述べないのが特徴で、当たり前だが事前の対策は無意味だから無駄な抵抗はやめろという誘導と現時点での抜け道は教えない。国家財政の破綻のツケは個人で払わせて国は何とか生き延びるという、国視点のパターンだ。
なお財政破綻に至る理由、時期を含む今後のシナリオは作者の意図や好み?もあり、異なってくる。
またもちろん、これらと正反対な、ジャブジャブお金を使っても破綻なんかしない。現にそんな予兆すらサラサラないではないかという意見もある。ただ皮膚感覚としても、国の借金のツケはいずれ国民一人一人にまわってくると、個人的には思っている。
本屋では、自分と同じぐらいの年配者がやはり同じように浅井さんの本を立ち読みしていたが、最後にレジに持って行った。みんな、口には出さないが不安なのだろう。