「米軍の北朝鮮爆撃は6月!(副島隆彦著)読書感想文(その3)」
【6.北朝鮮の歴史“同盟国”アメリカ、敵対国中国及び日本との関係】
※朝鮮戦争等は省略。
≪6.1金日成、北朝鮮とは≫
建国の父、言わずと知れた金日成について(1912年4月15日 - 1994年7月8日)。抗日パルチザン活動に部隊指揮官として参加し、第二次世界大戦後はソビエト連邦の支持の下、北朝鮮に朝鮮民主主義人民共和国を建国した。以後、死去するまで同国の最高指導者の地位にあり、1948年から1972年までは首相を、1972年から死去するまで国家主席を務めた。(以上Wikipediaよりダイジェスト。画像もコピー(見た目も立派です))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%97%A5%E6%88%90

だが実際には今日広く知られているように(NHKでも放映されたらしい?)、スターリンが北朝鮮にソ連の傀儡国家を作るために、送り込んだ(ソ連極東軍 朝鮮人将校)金成柱という男のなりすまし。戦後、ソ連から北朝鮮に帰ってくるときに金日成に改名したと言われている。
「萩原遼の「朝鮮戦争ー金日成とマッカーサーの陰謀」アゴラweb(金日成は替え玉だった 萩原遼著」)本の紹介
http://agora-web.jp/archives/1660077.html

スタートは全くのソ連傀儡であった。息子の金成日も出身はバロフスクとされており、もともとは「ユーラ」というロシア風の名前で呼ばれていた。
そして金日成、金成日、金正恩の金王朝3世代ともに、実務面では、戦前中国に展開していた旧日本陸軍の残留兵及びその人脈が、テクノクラートとしての資質を生かして、国家運営をサポートしてきた。(6.14項参照)
『8月15日に日本が降伏した後も、満州にいた関東軍はしばらくソ連軍と戦っていました。1か月後ぐらいに関東軍も降伏したのですが、多くの兵士がシベリアに連行されて強制労働に従事させられたのです。その中から共産主義に賛同してソ連に忠誠を誓った人たちを選別して朝鮮半島に送り込み、北朝鮮の建国に協力させたのです。』(注㉛)

『北朝鮮は第二次世界大戦中、日本軍に徹底抗戦を挑んだ金日成によって建国されたとされている。しかし実際、その建国に大きく関与したのは、その徹底抗戦の相手先である旧満州の日本軍残党である。彼らは敗戦濃厚となった日本に見切りをつけ、逃亡先を作ったのだ。』(注;㊴)
(6.1.2金王朝について、番外編(すでに替え玉?))
「同じ勢力に操られている北朝鮮が米政権と歩調を合わせて動いて当然」永山卓矢の「マスコミが触れない国際金融経済情勢の真実」
http://17894176.blog.fc2.com/blog-entry-251.html
以下、同記事より引用『(前略)まずここで指摘すべきなのは、北朝鮮は親イスラエル的な共和党系ネオコン派に操られていることだ。北朝鮮では金正日(キム・ジョンイル)前政権期から「先軍政治」が推進されて朝鮮人民軍が主導権を握っているが、その軍を操っているのが米共和党系ネオコン派であるからだ。(6.3項)』
『金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は本当は祖父の金日成(キム・イルソン)元国家主席や父親の金正日前労働党総書記と同様に既に殺されており、イスラエル諜報工作員がしつらえた“替え玉”にすり替わっているという。“巨デブの若造”ごときの金委員長がアドルフ・ヒトラーやヨシフ・スターリンをほうふつとさせるほどの“恐怖政治”を繰り広げることができるのも、そうしたことを考えれば得心がいくというものだ。(後略)』
自分も内心では、この既に“替え玉”に切り替わっているという説は、十分あり得る話だと思っています。ただこの事実を大っぴらに認めると、以後の話が進めにくくなるため、一応記しておきましたが、とりあえずこの記事は“見なかった”ことにしておきます。
“影武者”説で有名なのはプーチン大統領ですが、政治体制が合議制(プーチンの場合はロシア正教会がバック)でそのスポークスマン役を果たせれば、ルックスが見た目、立派で、各国の首脳に見劣りせず、国民に安心感を与えられれば、個人的にはそれで十分だと思いますが。たとえ“替え玉”であったとしても、今の金正恩氏はその役を立派に果たしていると思います。(でも下記のように、今だに大変な状況のようです。無事だったでしょうか?心配です。)
「金正恩氏 2週間のブランクを経て公の場に」スプートニクニュース
https://jp.sputniknews.com/asia/201809055303940/
ということで、聞かなかったことにして、話を進めます。
(6.1.3金王朝について、番外編その2(実際には実権を握っていない?))
6項の冒頭で、副島氏の著作からの情報として、「北朝鮮の金正日に次ぐナンバー2である金永南(軍のトップ)は、実はアメリカのCIAの息がかかっている。この人物が核ミサイル(宇宙ロケット)実験をやって周辺国を驚かす。」事を明かしてきたが、ネットの情報によるとさらに踏み込んで、核兵器開発・衛星発射・後継者選定などの国家の基本方針に関して、金一族は実際には決定権を持っていない可能性が高いとのこと(関連8.23項)。
『北朝鮮の料理人として有名な藤本健二の書いた本に、北朝鮮で最初の衛星が発射された時に金正日も張成沢も知らなかったと書いてある。しかし、金正日の意志を確認しないで強行した衛星発射の責任者を金正日が処罰するどころか「よくやった」 と労ったそうだ。』
『また金正男によると金正日は子供を後継者にしたくないと言っていたと明らかにしているが、その意思に反して子供が後継者になっている。金日成も後継者をなぜ、金正日にするのかという質問に何も答えないか「 ”長老” が賛成しているから」と答えていたそうだ。』
金王朝の背後には、実際には長老というか元老というか、“奥の院”の方々が居り、金正恩の場合もこれら、背後の方々の合議の元の“指導”というか、コントロールで動いているらしい。既述の金策以来の伝統で、金永南、金基南、金国泰、金慶喜、金乙男、李英鎬、金英徹・・・。これら、金王朝を背後から操る人たちの意思により、実務的には旧ソ連、中国、アメリカのネオコン派、国際金融資本、韓国、瀋陽軍、統一教会、日本、ロシア、イスラエル、そして最近ではアメリカの新勢力(アメリカ軍)等々と裏で交渉し、北朝鮮という国を運営していったようだ。さらに背後にいる人たちの、旧日本陸軍の影もちらつきますが・・。
ただここまで踏み込むと、奥が深すぎるため、(そもそも自分のような素人には背後にいる人たちがみんな“金”なので区別がつかない、ということにして?)本稿で“表”に出ている“金正恩”とは、金正恩(実際は既に“影武者”?)+背後で操っている人達も含めての合議のもとに運営されている?“金正恩”という実体(スポークスマン)だとして、(面倒なのでこの事実も知らなかったことにして目をつぶり!?)、以後の話を進めます。
それに確かに最初は操り人形でも、次第に意思を持ち、今は個人としての“金正恩”も平和を志向しているのだろうとの個人的な思いもあり。(8.23、6.3等参考)下は参考例までに。
「三代目は単なるお人形さん狂乱の北朝鮮金正恩は操られている」週刊現代記事
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/32317?page=3
≪6.2ソ連崩壊後≫
脱線したので話を元に戻す。
ところが1991.12のソ連崩壊でソ連崩壊後、ソ連からの援助が途絶えた。ソ連、中国とのバランスの上にたち、一定の独立を保ちながら国家運営を行うという前提が崩れてしまった。GDPが一気に4割も低下し、国家的な危機に見舞われたため、水面下でアメリカに接近した。クリントン政権時代のアメリカもそれに応え、しばらく融和策をとっていた。
一方国際金融資本/CIAの意向で?統一教会の文鮮明教祖(元々故郷が北朝鮮)が電撃訪問(1991年)、裏ルートで支援を行った。
「北朝鮮・統一教会・自民党の奇妙な「三角関係」…金正恩氏が教祖に弔電」yahooニュース、画像もコピー
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20150830-00048987/

「「半島系カルトの背後に北朝鮮勢力とユダヤ寡頭独占者がいる。」 リチャード・コシミズ(2005年という古い記事ですが、ジョークですが画像も面白かったのでコピーしました!)」
https://richardkoshimizu.wordpress.com/2016/11/19/%E3%80%8C%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E7%B3%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E8%83%8C%E5%BE%8C%E3%81%AB%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%8B%A2%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E5%AF%A1%E9%A0%AD/

≪6.3悪の枢軸≫
(6.3.1悪の枢軸) 以下Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%9E%A2%E8%BB%B8
しかし(パパ)ブッシュ主導になってから事態が変わった。アメリカのネオコン派のブッシュ政権から与えられた新たなシナリオは、周辺の中国、朝鮮、日本、台湾に対して緊張をもたらす、“悪の枢軸”としての役割を演じろ、であった。その対価としての資金援助(一部は日本(=パチンコと覚せい剤等)とたぶん韓国にも出させた)と、“プロレス”を演じさせるための飛び道具である、核&ミサイル技術の供給はCIAが請け負った。そしてアメリカにとっての真の(裏の)目的は、日本や韓国に対しての武器の押し付け販売以上に、アメリカの世界覇権の地位を脅かす存在になりつつあった中国に対しての、北朝鮮を介しての恫喝であった。当然ながら当時のアメリカは、北朝鮮の核問題を解決するつもりはなく、6カ国協議は失敗に終わらせた。
「六カ国協議が決裂した要因」「Baatarismの溜息通信」
http://baatarism.hatenablog.com/entry/20070326/1174881582
(6.3.2 北朝鮮の(裏の)宗主国=アメリカのネオコン派)
ソ連崩壊後、歴史的、地政学的にみれば、北朝鮮の宗主国は本来中国のはずだが、“悪の枢軸”役以来、特に軍部をアメリカのネオコン派が牛耳った。ただし北朝鮮にとっても、中国に飲み込まれないための防波堤となったため、一見正反対に見える国同士であったが、共通の利害のあるアメリカからの提案は、渡りに船の面もあった。(ただし経済面を中心に同じ民族同士の中国瀋陽軍区とのつながりも並行してあり、かならずしも一方通行だけではなかった、と思います。)
『関係筋からの情報によれば、諜報機関の人間として北朝鮮を何度も訪れたことがあるCIA筋の人物も「北朝鮮のミサイル問題自体が、(アメリカとの軋轢をもたらす種類のものでなく))茶番である」という見解を持っているという。』『また、その人物は「北朝鮮の政府高官は一般アメリカ人よりも正しい英語を話すことができる。北朝鮮はアメリカの半植民地だ」と断言していたという。私は同じような見解を、中国の政府関係者からも聞いたことがある。』(注;㊴)

『北朝鮮の問は、アメリカの支配者たちが朝鮮半島で何をしたいかということに全部かかっている。』『ノドンもそうだけど、基本的にはアメリカが日本から持って行った技術で作っているわけだから、大きな目で見れば、敵味方に分かれてロールプレイをやっているにすぎない。』(注;㊷)
『北朝鮮の宗主国がアメリカであるという、明確なる事実を証明することが、実際に起きています。それは何かというと、北朝鮮のエリート集団のテクノクラート1000人が欧米に留学していることと、北朝鮮の官僚1000人がアメリカで教育を受けていることです。これはなぜ報道されないのでしょうか。』(注;㊱)

『北朝鮮はアメリカを攻撃しない。攻撃する理由もない。先にも述べた通り、北朝鮮はこれまでずっとハザールマフィア(ネオコン派旧勢力)と手を組んだ、アメリカの傀儡国家だったからだ。』(注;㊴)
≪6.4核爆弾、ミサイルについて;どこが関与していたか≫
(6.4.1説1)
・北朝鮮の核ミサイル技術は、初期はパキスタンの秘密警察(当時は≒CIA)経由でCIAが提供(注;㉟)、

核爆弾もCIAが売った。テポドンは冷戦時代に作られた、古い型のソ連のミサイルだ。当時のアメリカでもそれぐらいなら撃墜できる技術がある。それがパトリオットミサイルだ。パトリオットを売るために、北朝鮮にテポドンミサイルを飛ばしてもらい、日本に売りつけた。(注:②)

(6.4.2説2)
・そのパキスタンに弾道ミサイル(弾道ロケット)の技術を与えたのは北朝鮮で、その技術の大本は中国からきている。中国が裏から操っている。(注;⑲)
(6.4.3説3)
・ノドンミサイルの技術はエジプトから入手したのだといわれている。それをリバースエンジニアで作り上げた。(注;㉓)

(6.4.4説4)
最近のミサイル技術はウクライナ(=オレンジ革命以降はアメリカの属国だから背後はCIAが手引きと思われる。ロケット技術はロシア系)から出ている。濃縮技術はスイス(=金正恩の留学先で、そこでロスチャイルド財閥の世話になった)のABBが北朝鮮に提供した。(このBF氏の情報は、一般的にも確認済みの事実。)
『ニューヨーク・タイムズ(2017.08.14)でも、マイケル・エルマン国際戦略問題研究所(IISS)専任研究員の「北朝鮮はウクライナの軍需工場で生産されたロケットエンジンを、闇市場を通じて購入した」という見解が報じられた。』(注;㊴)
(6.4.5北朝鮮の、核、ミサイル技術まとめ)
確かに副島氏が上記(に)で指摘のように、旧ソ連の?技術者が残留する形での国内でも研究は進めていた。その面でロシアとの技術的な交流もあった。
また特に最近は、後述する中国の瀋陽軍区ルートからもミサイル技術は流出していると思われる(8.2.5参照。中国の軍制改革で核兵器を取り上げられた反習近平派の瀋陽軍(6.12)が、北朝鮮と組んで核兵器開発に乗り出す動きがあった)。後述(6.6)するように、ミサイルの矛先を首都北京に向けるような国に北京政府が積極的に援助するとは一般的には考えにくい話だが、これも後述する中国の内情(習近平派と江沢民派の激しい対立)を考えれば十分納得がいく。一方部品レベルではアメリカのネオコン経由で日本製のものが供給されていた可能性も否定できない。
このように単純な話ではなく複雑怪奇で、近年は瀋陽軍の影響力が増しているのも事実だが、過去の多くのブツの調達はアメリカのネオコン派とCIAが関与し、長い期間にわたりそのコントロール下にあり、肝心のミサイルを飛ばすボタンの主導権は、多くの場合アメリカのネオコン派が握り続けていたと考える(8.23参照)。
≪6.5 北朝鮮の険悪な対中国感情≫
石平氏によれば、『北朝鮮がもっとも敵だと思っている国は、アメリカでなくて、実は中国』とのこと。(注;⑧)

『朝鮮人(実は韓国人も)は、絶対に中国人に屈服しないのだ。(中略)朝鮮人は中国人の支配を受け入れない。だから15世紀の賢王・世宗王がハングルという民族文字を作ったのだ。絶対に中国の漢字文化には同化しない、と腹の底から決意している民族だ。』(注;⓽)
また金正日は遺書で「歴史的にわれわれを最も苦しめた国が中国」とし「中国は現在、われわれと最も近い国だが、今後、最も警戒すべき国となる可能性がある」と、息子の金正恩に伝えている。「中国に利用されてはならない」と警告していた。
韓国中央日報記事「金正日の遺書を公開…「中国は近いが最も警戒すべき国」」画像も同記事よりコピー
http://japanese.joins.com/article/368/150368.html
北朝鮮にとっての本来の宗主国は、地政学的に考えても当然中国のはずであるが、歴史的に民族間の仲がきわめて悪かった。特に北朝鮮は中国の支配下に置かれることを徹底的に拒んだ。

東洋経済「中国はなぜ北朝鮮の暴走を止められないのか 「世界史」から考える、北ミサイル問題」
https://toyokeizai.net/articles/-/187563?page=2
以下、副島隆彦の学問道場2014.09.30より抜粋
『(前略)それでも、歴史に学ぶなら、隋(ずい)の煬帝(ようだい。彼に、日本の蘇我入鹿(そがのいるか)=聖徳太子が、朝貢した )は2回,朝鮮族と戦争して負けている。これで隋(ずい)帝国は滅んだ。次の唐(とう)帝国も新羅(しらぎ、シンラ)に勝っていない。だから中国帝国であっても、朝鮮族や、高句麗(こうくり、満州族だろう)との戦いでは、歴史上おおいに手を焼いている。だから、今の中国が、朝鮮族を、そんなに簡単に服従させることは出来ない、と考えるのが、優れた政治分析だ。(後略)』
≪6.6北朝鮮の対中国工作 その1 核ミサイルによる恫喝≫
中国による属国化を防ぐため、大きくは2つの対中工作を行った。1つは上記(6.3)でもふれた核ミサイルの、その照準を北京に向けることによる恫喝だ。言葉だけでなく、実際に世界中で戦争を起こすことをためらわない、凶暴なブッシュ・ネオコン派が北朝鮮の軍事面でのカードを握っていたため、『そのミサイルの矛先はためらわず中国(北京)と日本(岩国と嘉手納の米軍基地)に向けられた』『その後ミサイルを追加し、上海にも照準を合わせた』(注;⑩)

中国北京政府にとって本来北朝鮮は、アメリカ軍の陣営である韓国との緩衝材の役割を担わなければならないはずなのに思惑とは逆で、北朝鮮問題はまさに、喉元に刺さった棘であった。
『まさか、そんな、それでは、あの北朝鮮による核実験(らしきもの)や、弾道ミサイル(宇宙ロケットともいう)実験という、その度に日本人をビクつかせる報道は何なんだ、ということになる。あれは、日本人と韓国人を、そして、実は、中国人を脅かして不安にさせるためのアメリカ主導の大芝居である。北朝鮮の動きは本当はなによりも中国に脅威を与えているのである。(注;⑪)』
『驚くべきことに、北朝鮮の内部に、激しい反中国の民族意識を持っている人たちがいるのである。その人たちは、アメリカ(ヒラリー派≒ブッシュ派)と密かにつながっている。そういう北朝鮮の高級軍人たちがいるのだ。』(注;⓽)

上の写真は北朝鮮の労働新聞が2017.09.16に掲載した中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練の写真(コリアメディア提供・共同)
Exciteニュース「北・核とミサイルの第一標的は「北京」説」画像もコピー
https://www.excite.co.jp/News/column_g/20171206/BestTimes_7621.html

≪6.7 中国は北の核ミサイル攻撃を恐れ、一時本気で遷都を考えた≫
この事実(核ミサイル攻撃の恐れ)に北京政府は一時本気で、西安の方に遷都することを考えていたようだ(平城⇔北京は811km)。(注;⑪)
国際情勢の分析と予測 「北京から西安への遷都計画について考える」
https://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/b525974b7bc7d5e83566006864756078
追記すれば、BF氏によればこの時期、「アメリカとロシアでヤラセの新冷戦体制をつくりEU、日本を含む各国の軍備を拡大、その後中国に欧米、ロシア、日本が攻め、中国を6分割して植民地にする。」という大掛かりな戦争の計画が実際にあったという。2007年、ブッシュ家の保養地でプーチン大統領とパパ・ブッシュが交わしたとされる「メイン州の密約」と呼ばれるものだ(以上、注;㊵要約)。確かにこの時期日本で出版された、嫌中派の中国崩壊論の出版物には、“中国6分割論”を主張するものが多かった。この密約は、プーチンが反故したためなくなったが、“戦争派”のブッシュネオコン派が北朝鮮のミサイルのボタンを握っていたことは、北京政府にとって恐怖だったに違いないと思います。
≪6.8北朝鮮の対中国工作 その2 瀋陽軍区との民族間のパイプで北京(中央)政府切り離し≫
長年北朝鮮と中国とのパイプ役は、北朝鮮と民族的にも近い、中国の軍閥の瀋陽軍区の、一時中国No3であった張徳江が窓口を独占していた。お互いのメリットで共同戦線をはり北京政府を遮断、習近平らに圧力をかけ続けた。また経済制裁も骨抜きにした。
『張徳江は中国最強と言われる瀋陽軍区を率いる軍閥で、しかも習近平と激しく対立する江沢民派の実力者。金正日大学卒、朝鮮語流暢で同じ朝鮮族とのうわさもある。江沢民時代に対北朝鮮の中国側窓口を独占、ここから北朝鮮に武器、エネルギー、食糧、生活必需品を密輸し、さらに見返りとして北朝鮮のレアメタル採掘権なども入手していた。(中略)中国(北京政府)といえども北朝鮮制裁は簡単な話ではないのです。』((略)注;⑳)

Electronic Journal 「「北朝鮮は張徳江氏が掌握している」(EJ第4497号)」
http://electronic-journal.seesaa.net/article/448866559.html
≪6.9 張成沢の処刑 中国による属国化の失敗≫
八方ふさがりの中国北京政府も策を講じなかった訳ではない。近年だけでも2つある。まずは北朝鮮No2だった張成沢を抱き込み、属国化しようとした。しかしこれに失敗、金正恩は張成沢を「国家転覆陰謀行為」で処刑した。
金正恩(キムジョンウン)だった張氏の粛清の裏には、中国が張成沢(さらに→金正男に首のすげ変え?)を担ぎ、金正恩を引きずりおろすクーデターがあったらしい。この中国による属国化の動きは金正恩側に察知され国防省系CIA(ブッシュ派ではないアメリカ軍、ペンタゴン派)の手助けで未遂に終わった。
以下、産経ニュース「【張成沢氏処刑】「クーデター画策」「政権に野心」「軍動員」北、異例の公表 機関銃で射殺情報も」
http://www.sankei.com/smp/world/news/131213/wor1312130016-s.html
北朝鮮の事実上No2と言われた張成沢をなぜ処刑したのか。少し長いがBF氏の著書より引用『金正日は生前、金大中と南北首脳会議を実現し、小泉純一郎と日朝首脳会談のテーブルにつくなど、南北統一や国際社会への復帰の糸口を探っていた。そんな成日の意思は死後も引き継がれ、最高指導者の座に就いた正恩は、韓国との関係改善の重要性を強調する発言を幾度となく行っている。ところが張は近年、党行政部長や国防委員会委員などの要職に就き、実質的な対外窓口の役割を担うようになった。彼は6か国協議を中断し、金親子の国際融和を妨害してきたのだ。同機は単純だ。張は、軍の管轄下にある地下資源利益を中国(といっても瀋陽軍区)に切り売りし、膨大な蓄財を行ったと報じられている。彼のこうした利権は、北朝鮮が半鎖国状態にあるからこそ独占できるのだ。』
『一方、張はアメリカ(のネオコン派)にとっても好都合な人物だった。私のインテリジェンスによれば、張の背後には、欧米の“アジアの安定を望まない勢力”がいた。具体的に言えば、アジアに軍の駐留を続けたい米タカ派議員や軍産複合体だ。彼らは利害の一致する張に「極東アジアの掻き回し約」という役割を与えたのだ。』(注;㉞)

(6.9.2 張成沢クーデターの阻止に米軍+金正恩が共闘)
『(張成沢が中国とタイアップして)金正恩を引きずり下ろすクーデターがあって、そこで金正恩を助けたのは、どうもCIA、正確にはペンタゴン、国防総省に近いCIAで、ブッシュの国務省ラインとは違うCIAですね。わかりやすく米軍と言いましょう。(中略)北朝鮮が中国の属国になったら困るので南北朝鮮を統一させたいということと、その後、日本も連動させて韓国、北朝鮮、日本軍を対中軍事基地として立ち上げる計画を持っているということです。』(注;㊱)
『あの人(張成沢)は中国との窓口だった。彼の手引きで中国が北朝鮮を乗っ取ろうとしたところ、CIAが北朝鮮政府を助けたんです。』(注;㊲)。

この時、アメリカ軍を中心とした後の“新勢力”側は、金正恩とのパイプができた?
(6.10 韓国(朴槿恵大統領)、アメリカ(オバマ大統領)と連携、韓国主導の統合に動く)
・副島氏によれば、張成沢処刑に怒り心頭に達した習近平は、韓国の朴槿恵大統領に接近、(とうとう)「韓国(主導)に統合させる」でいいと、オバマと連携して動いた。(2014.07.03 習近平訪韓する。)
『中国のトップが北朝鮮に行かないで韓国に行った。これは重要なことだ。簡単に言うと、「朴槿恵、あなたが頑張って北朝鮮を統一しなさい。資金はわれわれ中国が出すから」とそこまで言ったようだ』)一方金正恩側は、そんな中国側の動きに屈服せず、アメリカ、さらには日本とも間接的に連携して、ミサイル発射等で絶えず対抗し続けた。(注;⓽)しかし結局、朴槿恵大統領は米中の板挟みとなりスキャンダル(アメリカのネオコン派の寝返り+身内の瀋陽軍区”の画策?)等でとん挫、北朝鮮に軍配。(監獄に入った朴槿恵大統領は本当は歴代でもっともクリーンな民族派の大統領だったとの説もある。副島、BF両氏ともにその認識。)
「朴槿恵に懲役24年の判決、韓国歴代大統領の哀しき末路」ニューズウィーク 画像も同記事よりコピー
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/24-12.php

≪6.11 金正恩に対する斬首=暗殺作戦≫
「アメリカが金正恩を暗殺しない理由〜やる気があるのかできないのか」週間現代オンライン
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51717
「金正恩の横暴に激怒!習近平が画策する「北朝鮮生け贄計画」」理想国家日本の条件 自立国家日本 画像もコピー
https://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/13cd2c4b007c34fca60a8fcf49f9d50c

金正恩に対する斬首=暗殺作戦の危険性は常にあった。中国北京政府は、瀋陽軍区ルートを重視し、中国の属国になることを拒否し続ける金正恩の首のすげ替えを絶えず狙った。特に習近平は小国のくせに大国中国の言うことをきかない金正恩に怒り心頭に達していた。一方宗主国格のアメリカの旧勢力(ネオコン派)も、アメリカの新勢力(米軍、国防総省系CIA)、中国、ロシア、韓国、日本と一定のバランスを保ち、言われるがままの完全な傀儡となることを拒否し続けるしぶとい金正恩に対して、暗殺をちらつかせつつ脅し続けた。
「御しがたい北朝鮮」2014.05.09 田中 宇
http://tanakanews.com/140509korea.htm
さらに同じアメリカ内でもアンチネオコン派も逆の立場からネオコン派との関係で嫌悪していた時期があった。さらに戦争・テロ派だけでなく、北朝鮮内に眠る豊富な資源に目をつけて、金正恩より従順な後継者に首を挿げ替え、資源を思うがままに搾取したいという国際金融資本による不穏な動きもあった。(8項参照)ここに限らず資源はどこもみな狙っていた。当然北朝鮮内にも内外の要因から内部対立、権力闘争はあった。数えればキリがないほどの緊張下にあった。
MAG2ニュース「あの週刊文春も語りだした、金正恩「暗殺作戦」の現実味」
https://www.mag2.com/p/news/244223
naverまとめ「アメリカが狙ってる?!北朝鮮が世界有数の資源国として金持ちになっている」
https://matome.naver.jp/odai/2136644716651667901
永山卓矢の「マスコミが触れない国際金融経済情勢の真実」「殺害された疑念が拭えない北朝鮮の歴代の最高権力者」
http://17894176.blog.fc2.com/blog-entry-140.html
≪6.12北朝鮮を巡る中国内部の激しい権力闘争≫
(6.12.1北京政府(習近平)が北朝鮮と癒着した軍閥“瀋陽軍”の勢力を削ぎ北京に主導権を戻す工作を開始(しかし苦戦))
北朝鮮問題についての中国自身の問題は、対北朝鮮の窓口が、北京政府ではなく、人民解放軍最精強を誇る“瀋陽軍区”であった点だ。しかも“瀋陽軍区”は、習近平と激しく対立する江沢民派の利権の巣窟であった。だが同じ民族同士の絆は深く、長年北朝鮮と持ちつ持たれつの関係にあった瀋陽軍区のコントロールが十分掌握できなかった。習主席は北京より平壌と親しい“瀋陽軍区”によるクーデターを極度に恐れつつ共産党による「シビリアン・コントロール(文民統制)」や軍中央の統制力を強化すべく、軍制改革を大胆に進めていった。しかしこれが中国(北京政府)にとって一番の難題であった。
『旧来の7軍区のうち、瀋陽軍区と成都軍区と広州軍区の3つの軍区が、習近平体制を脅かしていた。2012年2月の薄熙来のクーデター計画には、この瀋陽軍区が持つ核ミサイルまでが使われようとしたのである。』『だから、このあと前述したように2015年の11月に、習近平は軍制度の大改革を始めたのだ。7軍区だったものを5戦区に変えた。(中略)もう1つ大事なことは、習近平が核兵器の管理権を、7大軍区からすべて取り上げたことだ。核兵器の管理を中部戦区に集中した。⓵の瀋陽軍区(北部戦区)には朝鮮人と満州人がたくさんいる。だからなかなか党中央の言うことをきかなかった。北朝鮮と深くつながっている軍人たちがいて、長い間密輸もやっていた。これを習近平は叩きのめしたいのだ。』(注;㊽)
産経ニュース「反習近平派の拠点、中国人民解放軍「瀋陽軍区」が北と通じてクーデターを計画している!」
https://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100010-n1.html
産経ニュース「習近平氏が人民解放軍「瀋陽軍区」に怯えている! 核の原料・技術を平壌に流す?最精強集団」画像も同記事よりコピー

るいネット「北朝鮮を操るのは誰か?~中国北部軍区が金正恩体制の後盾」
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=329417
以下MAG2ニュース「2018年、日本はトランプ政権の意向で「親中」に舵を切らされる」(高城剛氏による)から引用 。2018.01時点で、後から考えるとこれはかなり正確に分析されていました!以下長いですが引用させていただきます。(画像もコピー)
https://www.mag2.com/p/news/346719
『2016年、中国の習近平国家主席(および中央軍事委員会主席)は、人民解放軍の編成を中国全土を7つの地域に分けた「軍区」から5つの「戦区」に再編しました。この歴史的改革は、瀋陽、北京、蘭州、済南、南京、広州、成都の名を冠し、各省に設置された省軍区にまたがるため「大軍区」とも呼ばれていた軍区を、便宜上効率化を高めるための再編を行ったと言われていましたが、実際は瀋陽郡区の解体が目的だと言われていました。ここから、中国と北朝鮮の関係がおかしくなります。』
『この瀋陽軍区が、長い間に渡って北朝鮮を事実上コントロールしてきましたが、同時に北京中央政府としては、クーデターを起こす可能性が高い軍区としても考えられていました。それは、元々別の民族だったことや、北朝鮮の核開発と瀋陽軍区が結託して、北京中央政府を狙う(クーデターを企む)可能性があったからに他なりません。それゆえ、習近平国家主席は2016年に軍区を再編し、瀋陽軍区の力を削ぎました。これ以降、北朝鮮の暴走がはじまります。』
『本来なら、北朝鮮問題は、中国の内政問題とも言えます。しかし、北朝鮮が「バカじゃない」のは、矛先を中国ではなく米国に向けている点です。そうすると一枚岩ではない中国が、米国と北朝鮮の板挟みになるからです。つまり、北朝鮮は、長年駐留する在韓米軍より、同胞の中国国内の復権を第一に考えているのです。』

『軍区を改変しても、国境を超え同じ朝鮮族である中国の一部勢力と、そこと結託しようとする米国の一部勢力(主に軍産複合体とイスラエル)に対し、中国の内政問題として処理したい(戦争を起こしたくない)北京政府と、戦争ではなく緊張だけが必要なトランプ政権。このふたつの勢力が、北朝鮮問題の本質にあると僕は考えています。』
『もし、朝鮮半島で戦争が起きれば、中国は再編した軍区から大量の兵士を投入する必要があります。同時に、難民が中国に大量に入り込むことによって、中国東北部は混乱を極めます。この混乱を避けるために、中国政府は、同国内に抱える瀋陽軍区の利権を上手にコントロールする「時間」が必要となるのです。』
(6.12.2 “瀋陽軍区”勢力(利権)の掃討作戦にトランプも協力)
弓月恵太氏のツイッターをみる限り、中国も習近平派と江沢民派の生き残りをかけたすさまじい内戦状態のようです。(2017.12.24 習近平氏への“9度目の”暗殺計画)
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1010192344019185664
そしてこの状況がそのまま、アメリカを含む世界の新旧勢力の対立に符合します。
https://twitter.com/ssomurice_round/status/966957220008095744
参考になるので、重要な点だけ時系列でコピーさせていただきます。
・張徳江=◽️江沢民派、序列3位(更迭)、金正日大学卒、朝鮮語流暢、旧瀋陽軍区支配者
(陸軍6割は朝鮮系)、江沢民時代に北朝鮮支配、慰安婦像を米韓に建てた世界抗日連合の資金源、クリントンに多額の献金、香港で多額の資金洗浄
・この張徳江、率いる江沢民派が支配していた遼寧省の企業から、実に多くの献金が、米国民主党やクリントン財団に流れて行った。そして、FBIの捜査も潰されてきたのだ。
・2017年、江沢民派の腐敗を撲滅するため、習近平、王岐山らの北京派は、瀋陽軍区を北京と繋げる戦区変更を行い、北部戦区の掌握を狙った。また、江沢民派の最高実力者である張徳江ら3人をチャイナ7から外し勝負に出た。しかしその後、習近平の暗殺未遂事件が起こり、事態は混沌としている。
・米朝開戦には、以下のリスクがある。1️⃣瀋陽軍区の陸軍が、北朝鮮軍に加わり米軍に対峙する。2️⃣瀋陽軍区の陸軍が、北京に攻め込む。3️⃣北朝鮮の核が、北京、韓国、日本に向け発射される。4️⃣中国陸海空の江沢民派が内乱を起こす。つまり、瀋陽軍区の制圧なしに、米朝開戦はありえないのだ。
・一方、トランプ政権は、分断戦略による北朝鮮の孤立を狙っているように見える。1️⃣国連を通じた正統な経済制裁。2️⃣北朝鮮、瀋陽間の資金洗浄の破壊。3️⃣瀋陽軍区の制圧。4️⃣韓国への政治的圧力。5️⃣瀋陽、香港間の資金洗浄の破壊。瀋陽、韓国、双方を支配し、香港の資金源を断てるかだ。
・北朝鮮に関してはロシアの関与は限定的。おそらく過去、米国が金融支配だった頃、ロシア脅威説をプロパガンダされた人が余りに多いので、ロシアを過大評価しすぎだと思う。ただ、ウラジオストクのロシアマフィアは、江沢民派側だとは思いますけどね。西側が使う都合が悪い時の常套句ですよ。「ロシアが悪い!」ロシアを悪者にすることで、民意をコントロールし、軍事費を摘み増してきたのが、オバマ政権までの米国。しかし、ロシア疑惑まで尖ると、賢い米国民に見透かされていく。敵はロシアではなく、マスコミを使って彼らを悪者にしてきた金融企業。
・現在の世界情勢ですが・・・。世界を牛耳ってきた金融マフィアとその仲間達VS
各国の一般の国民の願いを叶えようとするトップ達、と捉えております。
北朝鮮の核開発を支援してきたのは、中国江沢民派と米国民主党のクリントン(注=ブッシュ派と連携)だ。今、トランプ大統領と習近平は、協力してその資金洗浄ネットワークを潰そうとしている。
・その北朝鮮の最大の資金洗浄地域が香港だ。江沢民派は、北朝鮮を香港で育ててきた。
香港のチャイナマネーが、日米中韓の政治家、役人、マスコミを金で懐柔してきた。
・昨年、江沢民派の3人を全部チャイナ7から外して、暗殺されかけましたけどね。まぁ、キンペーの北京派は弱いのは確かです。日米が助けないと危ない状態。(以上引用終わり)
「中国の軍事専門家「北のミサイルは中米連携を促す」」(THE EPOCH TIMES画像もコピー)
http://www.epochtimes.jp/2017/07/27932.html#.WpZ0roiqj-4.twitter

「江沢民・元主席に近い香港の富豪 中国当局が拉致?」ZAKZAK
https://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170212/frn1702121027001-n1.htm
「「国籍を隠す北朝鮮にうってつけ」香港で資金洗浄される闇マネー」CNN
https://s.kabutan.jp/news/n201710200043/
「習近平降ろし」がついに始まった 40年前の失脚劇と類似」産経ニュース
https://www.sankei.com/premium/news/180718/prm1807180005-n1.html
以上のように、中国国内もアメリカに劣らず?内戦状態で大変な状況のようです。一部で、「習近平の国内での基盤は、金正恩のそれより弱い」とする説がありますが、まんざらではない気がします。
以下、副島氏著書(注;⑮)より引用
『中国人の権力闘争はすさまじいものである。これほどの激しい内部抗争を起しながら中国という国はこれからも進んでゆく。共産党の最高幹部たちまで巻き込んで、数千人、数万人の要職にあった者たちが、ある日逮捕され裁判にかけられてゆく。幹部公務員たちへの死刑が当たり前のように行われていく。』

≪6.13 “悪の枢軸”と“ならずもの国家”の終わり≫
だがトランプ大統領誕生と前後して、裏で指揮をとるアメリカにおける権力構造が激変した。(この件は7項アメリカを中心とした現在の世界情勢で後述)。
パパブッシュ派を中心とした、戦争・テロ派(旧勢力)の勢力が大きく後退し、北朝鮮を“悪の枢軸”とする脚本はようやく終わりをとげようとしている。
このことの裏を返せば、アメリカも “ならずもの国家” である事をやめて、本来のアメリカ共和国(新勢力)に戻りつつあるということになる。
以下アンサイクロペディア「ならずもの国家」
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A%E3%82%82%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%AE%B6
ただし、トランプ時代になってからも、この北朝鮮と示し合わせた口先だけの“プロレス”はしばらく続いた。アメリカの国家財政を守るため、「有事の米国債」と市場にアピールして大量の米国債を売り捌き、周辺国に武器を売りつける。続けざるを得なかったのだ。
しかしようやく、北朝鮮の“やらせ”ミサイル発射は止まり、2018年3月、米朝は一触即発の状態から一転、和平へと動き出した。今後方向性としては米・中・ロのコントロール下で南北統一、平和国家(と資源開発)を目指して歩んでいくことになる(予定のようです。ただ商売人のトランプさんなので、今後も投資家を儲けさせるため、また口先だけのプロレスを行う可能性もありますが、ただ次第にバレつつある?)
※朝鮮戦争等は省略。
≪6.1金日成、北朝鮮とは≫
建国の父、言わずと知れた金日成について(1912年4月15日 - 1994年7月8日)。抗日パルチザン活動に部隊指揮官として参加し、第二次世界大戦後はソビエト連邦の支持の下、北朝鮮に朝鮮民主主義人民共和国を建国した。以後、死去するまで同国の最高指導者の地位にあり、1948年から1972年までは首相を、1972年から死去するまで国家主席を務めた。(以上Wikipediaよりダイジェスト。画像もコピー(見た目も立派です))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%97%A5%E6%88%90

だが実際には今日広く知られているように(NHKでも放映されたらしい?)、スターリンが北朝鮮にソ連の傀儡国家を作るために、送り込んだ(ソ連極東軍 朝鮮人将校)金成柱という男のなりすまし。戦後、ソ連から北朝鮮に帰ってくるときに金日成に改名したと言われている。
「萩原遼の「朝鮮戦争ー金日成とマッカーサーの陰謀」アゴラweb(金日成は替え玉だった 萩原遼著」)本の紹介
http://agora-web.jp/archives/1660077.html

スタートは全くのソ連傀儡であった。息子の金成日も出身はバロフスクとされており、もともとは「ユーラ」というロシア風の名前で呼ばれていた。
そして金日成、金成日、金正恩の金王朝3世代ともに、実務面では、戦前中国に展開していた旧日本陸軍の残留兵及びその人脈が、テクノクラートとしての資質を生かして、国家運営をサポートしてきた。(6.14項参照)
『8月15日に日本が降伏した後も、満州にいた関東軍はしばらくソ連軍と戦っていました。1か月後ぐらいに関東軍も降伏したのですが、多くの兵士がシベリアに連行されて強制労働に従事させられたのです。その中から共産主義に賛同してソ連に忠誠を誓った人たちを選別して朝鮮半島に送り込み、北朝鮮の建国に協力させたのです。』(注㉛)

『北朝鮮は第二次世界大戦中、日本軍に徹底抗戦を挑んだ金日成によって建国されたとされている。しかし実際、その建国に大きく関与したのは、その徹底抗戦の相手先である旧満州の日本軍残党である。彼らは敗戦濃厚となった日本に見切りをつけ、逃亡先を作ったのだ。』(注;㊴)
(6.1.2金王朝について、番外編(すでに替え玉?))
「同じ勢力に操られている北朝鮮が米政権と歩調を合わせて動いて当然」永山卓矢の「マスコミが触れない国際金融経済情勢の真実」
http://17894176.blog.fc2.com/blog-entry-251.html
以下、同記事より引用『(前略)まずここで指摘すべきなのは、北朝鮮は親イスラエル的な共和党系ネオコン派に操られていることだ。北朝鮮では金正日(キム・ジョンイル)前政権期から「先軍政治」が推進されて朝鮮人民軍が主導権を握っているが、その軍を操っているのが米共和党系ネオコン派であるからだ。(6.3項)』
『金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は本当は祖父の金日成(キム・イルソン)元国家主席や父親の金正日前労働党総書記と同様に既に殺されており、イスラエル諜報工作員がしつらえた“替え玉”にすり替わっているという。“巨デブの若造”ごときの金委員長がアドルフ・ヒトラーやヨシフ・スターリンをほうふつとさせるほどの“恐怖政治”を繰り広げることができるのも、そうしたことを考えれば得心がいくというものだ。(後略)』
自分も内心では、この既に“替え玉”に切り替わっているという説は、十分あり得る話だと思っています。ただこの事実を大っぴらに認めると、以後の話が進めにくくなるため、一応記しておきましたが、とりあえずこの記事は“見なかった”ことにしておきます。
“影武者”説で有名なのはプーチン大統領ですが、政治体制が合議制(プーチンの場合はロシア正教会がバック)でそのスポークスマン役を果たせれば、ルックスが見た目、立派で、各国の首脳に見劣りせず、国民に安心感を与えられれば、個人的にはそれで十分だと思いますが。たとえ“替え玉”であったとしても、今の金正恩氏はその役を立派に果たしていると思います。(でも下記のように、今だに大変な状況のようです。無事だったでしょうか?心配です。)
「金正恩氏 2週間のブランクを経て公の場に」スプートニクニュース
https://jp.sputniknews.com/asia/201809055303940/
ということで、聞かなかったことにして、話を進めます。
(6.1.3金王朝について、番外編その2(実際には実権を握っていない?))
6項の冒頭で、副島氏の著作からの情報として、「北朝鮮の金正日に次ぐナンバー2である金永南(軍のトップ)は、実はアメリカのCIAの息がかかっている。この人物が核ミサイル(宇宙ロケット)実験をやって周辺国を驚かす。」事を明かしてきたが、ネットの情報によるとさらに踏み込んで、核兵器開発・衛星発射・後継者選定などの国家の基本方針に関して、金一族は実際には決定権を持っていない可能性が高いとのこと(関連8.23項)。
『北朝鮮の料理人として有名な藤本健二の書いた本に、北朝鮮で最初の衛星が発射された時に金正日も張成沢も知らなかったと書いてある。しかし、金正日の意志を確認しないで強行した衛星発射の責任者を金正日が処罰するどころか「よくやった」 と労ったそうだ。』
『また金正男によると金正日は子供を後継者にしたくないと言っていたと明らかにしているが、その意思に反して子供が後継者になっている。金日成も後継者をなぜ、金正日にするのかという質問に何も答えないか「 ”長老” が賛成しているから」と答えていたそうだ。』
金王朝の背後には、実際には長老というか元老というか、“奥の院”の方々が居り、金正恩の場合もこれら、背後の方々の合議の元の“指導”というか、コントロールで動いているらしい。既述の金策以来の伝統で、金永南、金基南、金国泰、金慶喜、金乙男、李英鎬、金英徹・・・。これら、金王朝を背後から操る人たちの意思により、実務的には旧ソ連、中国、アメリカのネオコン派、国際金融資本、韓国、瀋陽軍、統一教会、日本、ロシア、イスラエル、そして最近ではアメリカの新勢力(アメリカ軍)等々と裏で交渉し、北朝鮮という国を運営していったようだ。さらに背後にいる人たちの、旧日本陸軍の影もちらつきますが・・。
ただここまで踏み込むと、奥が深すぎるため、(そもそも自分のような素人には背後にいる人たちがみんな“金”なので区別がつかない、ということにして?)本稿で“表”に出ている“金正恩”とは、金正恩(実際は既に“影武者”?)+背後で操っている人達も含めての合議のもとに運営されている?“金正恩”という実体(スポークスマン)だとして、(面倒なのでこの事実も知らなかったことにして目をつぶり!?)、以後の話を進めます。
それに確かに最初は操り人形でも、次第に意思を持ち、今は個人としての“金正恩”も平和を志向しているのだろうとの個人的な思いもあり。(8.23、6.3等参考)下は参考例までに。
「三代目は単なるお人形さん狂乱の北朝鮮金正恩は操られている」週刊現代記事
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/32317?page=3
≪6.2ソ連崩壊後≫
脱線したので話を元に戻す。
ところが1991.12のソ連崩壊でソ連崩壊後、ソ連からの援助が途絶えた。ソ連、中国とのバランスの上にたち、一定の独立を保ちながら国家運営を行うという前提が崩れてしまった。GDPが一気に4割も低下し、国家的な危機に見舞われたため、水面下でアメリカに接近した。クリントン政権時代のアメリカもそれに応え、しばらく融和策をとっていた。
一方国際金融資本/CIAの意向で?統一教会の文鮮明教祖(元々故郷が北朝鮮)が電撃訪問(1991年)、裏ルートで支援を行った。
「北朝鮮・統一教会・自民党の奇妙な「三角関係」…金正恩氏が教祖に弔電」yahooニュース、画像もコピー
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20150830-00048987/

「「半島系カルトの背後に北朝鮮勢力とユダヤ寡頭独占者がいる。」 リチャード・コシミズ(2005年という古い記事ですが、ジョークですが画像も面白かったのでコピーしました!)」
https://richardkoshimizu.wordpress.com/2016/11/19/%E3%80%8C%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E7%B3%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E8%83%8C%E5%BE%8C%E3%81%AB%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%8B%A2%E5%8A%9B%E3%81%A8%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E5%AF%A1%E9%A0%AD/

≪6.3悪の枢軸≫
(6.3.1悪の枢軸) 以下Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E3%81%AE%E6%9E%A2%E8%BB%B8
しかし(パパ)ブッシュ主導になってから事態が変わった。アメリカのネオコン派のブッシュ政権から与えられた新たなシナリオは、周辺の中国、朝鮮、日本、台湾に対して緊張をもたらす、“悪の枢軸”としての役割を演じろ、であった。その対価としての資金援助(一部は日本(=パチンコと覚せい剤等)とたぶん韓国にも出させた)と、“プロレス”を演じさせるための飛び道具である、核&ミサイル技術の供給はCIAが請け負った。そしてアメリカにとっての真の(裏の)目的は、日本や韓国に対しての武器の押し付け販売以上に、アメリカの世界覇権の地位を脅かす存在になりつつあった中国に対しての、北朝鮮を介しての恫喝であった。当然ながら当時のアメリカは、北朝鮮の核問題を解決するつもりはなく、6カ国協議は失敗に終わらせた。
「六カ国協議が決裂した要因」「Baatarismの溜息通信」
http://baatarism.hatenablog.com/entry/20070326/1174881582
(6.3.2 北朝鮮の(裏の)宗主国=アメリカのネオコン派)
ソ連崩壊後、歴史的、地政学的にみれば、北朝鮮の宗主国は本来中国のはずだが、“悪の枢軸”役以来、特に軍部をアメリカのネオコン派が牛耳った。ただし北朝鮮にとっても、中国に飲み込まれないための防波堤となったため、一見正反対に見える国同士であったが、共通の利害のあるアメリカからの提案は、渡りに船の面もあった。(ただし経済面を中心に同じ民族同士の中国瀋陽軍区とのつながりも並行してあり、かならずしも一方通行だけではなかった、と思います。)
『関係筋からの情報によれば、諜報機関の人間として北朝鮮を何度も訪れたことがあるCIA筋の人物も「北朝鮮のミサイル問題自体が、(アメリカとの軋轢をもたらす種類のものでなく))茶番である」という見解を持っているという。』『また、その人物は「北朝鮮の政府高官は一般アメリカ人よりも正しい英語を話すことができる。北朝鮮はアメリカの半植民地だ」と断言していたという。私は同じような見解を、中国の政府関係者からも聞いたことがある。』(注;㊴)

『北朝鮮の問は、アメリカの支配者たちが朝鮮半島で何をしたいかということに全部かかっている。』『ノドンもそうだけど、基本的にはアメリカが日本から持って行った技術で作っているわけだから、大きな目で見れば、敵味方に分かれてロールプレイをやっているにすぎない。』(注;㊷)
『北朝鮮の宗主国がアメリカであるという、明確なる事実を証明することが、実際に起きています。それは何かというと、北朝鮮のエリート集団のテクノクラート1000人が欧米に留学していることと、北朝鮮の官僚1000人がアメリカで教育を受けていることです。これはなぜ報道されないのでしょうか。』(注;㊱)

『北朝鮮はアメリカを攻撃しない。攻撃する理由もない。先にも述べた通り、北朝鮮はこれまでずっとハザールマフィア(ネオコン派旧勢力)と手を組んだ、アメリカの傀儡国家だったからだ。』(注;㊴)
≪6.4核爆弾、ミサイルについて;どこが関与していたか≫
(6.4.1説1)
・北朝鮮の核ミサイル技術は、初期はパキスタンの秘密警察(当時は≒CIA)経由でCIAが提供(注;㉟)、

核爆弾もCIAが売った。テポドンは冷戦時代に作られた、古い型のソ連のミサイルだ。当時のアメリカでもそれぐらいなら撃墜できる技術がある。それがパトリオットミサイルだ。パトリオットを売るために、北朝鮮にテポドンミサイルを飛ばしてもらい、日本に売りつけた。(注:②)

(6.4.2説2)
・そのパキスタンに弾道ミサイル(弾道ロケット)の技術を与えたのは北朝鮮で、その技術の大本は中国からきている。中国が裏から操っている。(注;⑲)
(6.4.3説3)
・ノドンミサイルの技術はエジプトから入手したのだといわれている。それをリバースエンジニアで作り上げた。(注;㉓)

(6.4.4説4)
最近のミサイル技術はウクライナ(=オレンジ革命以降はアメリカの属国だから背後はCIAが手引きと思われる。ロケット技術はロシア系)から出ている。濃縮技術はスイス(=金正恩の留学先で、そこでロスチャイルド財閥の世話になった)のABBが北朝鮮に提供した。(このBF氏の情報は、一般的にも確認済みの事実。)
『ニューヨーク・タイムズ(2017.08.14)でも、マイケル・エルマン国際戦略問題研究所(IISS)専任研究員の「北朝鮮はウクライナの軍需工場で生産されたロケットエンジンを、闇市場を通じて購入した」という見解が報じられた。』(注;㊴)
(6.4.5北朝鮮の、核、ミサイル技術まとめ)
確かに副島氏が上記(に)で指摘のように、旧ソ連の?技術者が残留する形での国内でも研究は進めていた。その面でロシアとの技術的な交流もあった。
また特に最近は、後述する中国の瀋陽軍区ルートからもミサイル技術は流出していると思われる(8.2.5参照。中国の軍制改革で核兵器を取り上げられた反習近平派の瀋陽軍(6.12)が、北朝鮮と組んで核兵器開発に乗り出す動きがあった)。後述(6.6)するように、ミサイルの矛先を首都北京に向けるような国に北京政府が積極的に援助するとは一般的には考えにくい話だが、これも後述する中国の内情(習近平派と江沢民派の激しい対立)を考えれば十分納得がいく。一方部品レベルではアメリカのネオコン経由で日本製のものが供給されていた可能性も否定できない。
このように単純な話ではなく複雑怪奇で、近年は瀋陽軍の影響力が増しているのも事実だが、過去の多くのブツの調達はアメリカのネオコン派とCIAが関与し、長い期間にわたりそのコントロール下にあり、肝心のミサイルを飛ばすボタンの主導権は、多くの場合アメリカのネオコン派が握り続けていたと考える(8.23参照)。
≪6.5 北朝鮮の険悪な対中国感情≫
石平氏によれば、『北朝鮮がもっとも敵だと思っている国は、アメリカでなくて、実は中国』とのこと。(注;⑧)

『朝鮮人(実は韓国人も)は、絶対に中国人に屈服しないのだ。(中略)朝鮮人は中国人の支配を受け入れない。だから15世紀の賢王・世宗王がハングルという民族文字を作ったのだ。絶対に中国の漢字文化には同化しない、と腹の底から決意している民族だ。』(注;⓽)
また金正日は遺書で「歴史的にわれわれを最も苦しめた国が中国」とし「中国は現在、われわれと最も近い国だが、今後、最も警戒すべき国となる可能性がある」と、息子の金正恩に伝えている。「中国に利用されてはならない」と警告していた。
韓国中央日報記事「金正日の遺書を公開…「中国は近いが最も警戒すべき国」」画像も同記事よりコピー
http://japanese.joins.com/article/368/150368.html
北朝鮮にとっての本来の宗主国は、地政学的に考えても当然中国のはずであるが、歴史的に民族間の仲がきわめて悪かった。特に北朝鮮は中国の支配下に置かれることを徹底的に拒んだ。

東洋経済「中国はなぜ北朝鮮の暴走を止められないのか 「世界史」から考える、北ミサイル問題」
https://toyokeizai.net/articles/-/187563?page=2
以下、副島隆彦の学問道場2014.09.30より抜粋
『(前略)それでも、歴史に学ぶなら、隋(ずい)の煬帝(ようだい。彼に、日本の蘇我入鹿(そがのいるか)=聖徳太子が、朝貢した )は2回,朝鮮族と戦争して負けている。これで隋(ずい)帝国は滅んだ。次の唐(とう)帝国も新羅(しらぎ、シンラ)に勝っていない。だから中国帝国であっても、朝鮮族や、高句麗(こうくり、満州族だろう)との戦いでは、歴史上おおいに手を焼いている。だから、今の中国が、朝鮮族を、そんなに簡単に服従させることは出来ない、と考えるのが、優れた政治分析だ。(後略)』
≪6.6北朝鮮の対中国工作 その1 核ミサイルによる恫喝≫
中国による属国化を防ぐため、大きくは2つの対中工作を行った。1つは上記(6.3)でもふれた核ミサイルの、その照準を北京に向けることによる恫喝だ。言葉だけでなく、実際に世界中で戦争を起こすことをためらわない、凶暴なブッシュ・ネオコン派が北朝鮮の軍事面でのカードを握っていたため、『そのミサイルの矛先はためらわず中国(北京)と日本(岩国と嘉手納の米軍基地)に向けられた』『その後ミサイルを追加し、上海にも照準を合わせた』(注;⑩)

中国北京政府にとって本来北朝鮮は、アメリカ軍の陣営である韓国との緩衝材の役割を担わなければならないはずなのに思惑とは逆で、北朝鮮問題はまさに、喉元に刺さった棘であった。
『まさか、そんな、それでは、あの北朝鮮による核実験(らしきもの)や、弾道ミサイル(宇宙ロケットともいう)実験という、その度に日本人をビクつかせる報道は何なんだ、ということになる。あれは、日本人と韓国人を、そして、実は、中国人を脅かして不安にさせるためのアメリカ主導の大芝居である。北朝鮮の動きは本当はなによりも中国に脅威を与えているのである。(注;⑪)』
『驚くべきことに、北朝鮮の内部に、激しい反中国の民族意識を持っている人たちがいるのである。その人たちは、アメリカ(ヒラリー派≒ブッシュ派)と密かにつながっている。そういう北朝鮮の高級軍人たちがいるのだ。』(注;⓽)

上の写真は北朝鮮の労働新聞が2017.09.16に掲載した中距離弾道ミサイル「火星12」の発射訓練の写真(コリアメディア提供・共同)
Exciteニュース「北・核とミサイルの第一標的は「北京」説」画像もコピー
https://www.excite.co.jp/News/column_g/20171206/BestTimes_7621.html

≪6.7 中国は北の核ミサイル攻撃を恐れ、一時本気で遷都を考えた≫
この事実(核ミサイル攻撃の恐れ)に北京政府は一時本気で、西安の方に遷都することを考えていたようだ(平城⇔北京は811km)。(注;⑪)
国際情勢の分析と予測 「北京から西安への遷都計画について考える」
https://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/b525974b7bc7d5e83566006864756078
追記すれば、BF氏によればこの時期、「アメリカとロシアでヤラセの新冷戦体制をつくりEU、日本を含む各国の軍備を拡大、その後中国に欧米、ロシア、日本が攻め、中国を6分割して植民地にする。」という大掛かりな戦争の計画が実際にあったという。2007年、ブッシュ家の保養地でプーチン大統領とパパ・ブッシュが交わしたとされる「メイン州の密約」と呼ばれるものだ(以上、注;㊵要約)。確かにこの時期日本で出版された、嫌中派の中国崩壊論の出版物には、“中国6分割論”を主張するものが多かった。この密約は、プーチンが反故したためなくなったが、“戦争派”のブッシュネオコン派が北朝鮮のミサイルのボタンを握っていたことは、北京政府にとって恐怖だったに違いないと思います。
≪6.8北朝鮮の対中国工作 その2 瀋陽軍区との民族間のパイプで北京(中央)政府切り離し≫
長年北朝鮮と中国とのパイプ役は、北朝鮮と民族的にも近い、中国の軍閥の瀋陽軍区の、一時中国No3であった張徳江が窓口を独占していた。お互いのメリットで共同戦線をはり北京政府を遮断、習近平らに圧力をかけ続けた。また経済制裁も骨抜きにした。
『張徳江は中国最強と言われる瀋陽軍区を率いる軍閥で、しかも習近平と激しく対立する江沢民派の実力者。金正日大学卒、朝鮮語流暢で同じ朝鮮族とのうわさもある。江沢民時代に対北朝鮮の中国側窓口を独占、ここから北朝鮮に武器、エネルギー、食糧、生活必需品を密輸し、さらに見返りとして北朝鮮のレアメタル採掘権なども入手していた。(中略)中国(北京政府)といえども北朝鮮制裁は簡単な話ではないのです。』((略)注;⑳)

Electronic Journal 「「北朝鮮は張徳江氏が掌握している」(EJ第4497号)」
http://electronic-journal.seesaa.net/article/448866559.html
≪6.9 張成沢の処刑 中国による属国化の失敗≫
八方ふさがりの中国北京政府も策を講じなかった訳ではない。近年だけでも2つある。まずは北朝鮮No2だった張成沢を抱き込み、属国化しようとした。しかしこれに失敗、金正恩は張成沢を「国家転覆陰謀行為」で処刑した。
金正恩(キムジョンウン)だった張氏の粛清の裏には、中国が張成沢(さらに→金正男に首のすげ変え?)を担ぎ、金正恩を引きずりおろすクーデターがあったらしい。この中国による属国化の動きは金正恩側に察知され国防省系CIA(ブッシュ派ではないアメリカ軍、ペンタゴン派)の手助けで未遂に終わった。
以下、産経ニュース「【張成沢氏処刑】「クーデター画策」「政権に野心」「軍動員」北、異例の公表 機関銃で射殺情報も」
http://www.sankei.com/smp/world/news/131213/wor1312130016-s.html
北朝鮮の事実上No2と言われた張成沢をなぜ処刑したのか。少し長いがBF氏の著書より引用『金正日は生前、金大中と南北首脳会議を実現し、小泉純一郎と日朝首脳会談のテーブルにつくなど、南北統一や国際社会への復帰の糸口を探っていた。そんな成日の意思は死後も引き継がれ、最高指導者の座に就いた正恩は、韓国との関係改善の重要性を強調する発言を幾度となく行っている。ところが張は近年、党行政部長や国防委員会委員などの要職に就き、実質的な対外窓口の役割を担うようになった。彼は6か国協議を中断し、金親子の国際融和を妨害してきたのだ。同機は単純だ。張は、軍の管轄下にある地下資源利益を中国(といっても瀋陽軍区)に切り売りし、膨大な蓄財を行ったと報じられている。彼のこうした利権は、北朝鮮が半鎖国状態にあるからこそ独占できるのだ。』
『一方、張はアメリカ(のネオコン派)にとっても好都合な人物だった。私のインテリジェンスによれば、張の背後には、欧米の“アジアの安定を望まない勢力”がいた。具体的に言えば、アジアに軍の駐留を続けたい米タカ派議員や軍産複合体だ。彼らは利害の一致する張に「極東アジアの掻き回し約」という役割を与えたのだ。』(注;㉞)

(6.9.2 張成沢クーデターの阻止に米軍+金正恩が共闘)
『(張成沢が中国とタイアップして)金正恩を引きずり下ろすクーデターがあって、そこで金正恩を助けたのは、どうもCIA、正確にはペンタゴン、国防総省に近いCIAで、ブッシュの国務省ラインとは違うCIAですね。わかりやすく米軍と言いましょう。(中略)北朝鮮が中国の属国になったら困るので南北朝鮮を統一させたいということと、その後、日本も連動させて韓国、北朝鮮、日本軍を対中軍事基地として立ち上げる計画を持っているということです。』(注;㊱)
『あの人(張成沢)は中国との窓口だった。彼の手引きで中国が北朝鮮を乗っ取ろうとしたところ、CIAが北朝鮮政府を助けたんです。』(注;㊲)。

この時、アメリカ軍を中心とした後の“新勢力”側は、金正恩とのパイプができた?
(6.10 韓国(朴槿恵大統領)、アメリカ(オバマ大統領)と連携、韓国主導の統合に動く)
・副島氏によれば、張成沢処刑に怒り心頭に達した習近平は、韓国の朴槿恵大統領に接近、(とうとう)「韓国(主導)に統合させる」でいいと、オバマと連携して動いた。(2014.07.03 習近平訪韓する。)
『中国のトップが北朝鮮に行かないで韓国に行った。これは重要なことだ。簡単に言うと、「朴槿恵、あなたが頑張って北朝鮮を統一しなさい。資金はわれわれ中国が出すから」とそこまで言ったようだ』)一方金正恩側は、そんな中国側の動きに屈服せず、アメリカ、さらには日本とも間接的に連携して、ミサイル発射等で絶えず対抗し続けた。(注;⓽)しかし結局、朴槿恵大統領は米中の板挟みとなりスキャンダル(アメリカのネオコン派の寝返り+身内の瀋陽軍区”の画策?)等でとん挫、北朝鮮に軍配。(監獄に入った朴槿恵大統領は本当は歴代でもっともクリーンな民族派の大統領だったとの説もある。副島、BF両氏ともにその認識。)
「朴槿恵に懲役24年の判決、韓国歴代大統領の哀しき末路」ニューズウィーク 画像も同記事よりコピー
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/24-12.php

≪6.11 金正恩に対する斬首=暗殺作戦≫
「アメリカが金正恩を暗殺しない理由〜やる気があるのかできないのか」週間現代オンライン
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51717
「金正恩の横暴に激怒!習近平が画策する「北朝鮮生け贄計画」」理想国家日本の条件 自立国家日本 画像もコピー
https://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/13cd2c4b007c34fca60a8fcf49f9d50c

金正恩に対する斬首=暗殺作戦の危険性は常にあった。中国北京政府は、瀋陽軍区ルートを重視し、中国の属国になることを拒否し続ける金正恩の首のすげ替えを絶えず狙った。特に習近平は小国のくせに大国中国の言うことをきかない金正恩に怒り心頭に達していた。一方宗主国格のアメリカの旧勢力(ネオコン派)も、アメリカの新勢力(米軍、国防総省系CIA)、中国、ロシア、韓国、日本と一定のバランスを保ち、言われるがままの完全な傀儡となることを拒否し続けるしぶとい金正恩に対して、暗殺をちらつかせつつ脅し続けた。
「御しがたい北朝鮮」2014.05.09 田中 宇
http://tanakanews.com/140509korea.htm
さらに同じアメリカ内でもアンチネオコン派も逆の立場からネオコン派との関係で嫌悪していた時期があった。さらに戦争・テロ派だけでなく、北朝鮮内に眠る豊富な資源に目をつけて、金正恩より従順な後継者に首を挿げ替え、資源を思うがままに搾取したいという国際金融資本による不穏な動きもあった。(8項参照)ここに限らず資源はどこもみな狙っていた。当然北朝鮮内にも内外の要因から内部対立、権力闘争はあった。数えればキリがないほどの緊張下にあった。
MAG2ニュース「あの週刊文春も語りだした、金正恩「暗殺作戦」の現実味」
https://www.mag2.com/p/news/244223
naverまとめ「アメリカが狙ってる?!北朝鮮が世界有数の資源国として金持ちになっている」
https://matome.naver.jp/odai/2136644716651667901
永山卓矢の「マスコミが触れない国際金融経済情勢の真実」「殺害された疑念が拭えない北朝鮮の歴代の最高権力者」
http://17894176.blog.fc2.com/blog-entry-140.html
≪6.12北朝鮮を巡る中国内部の激しい権力闘争≫
(6.12.1北京政府(習近平)が北朝鮮と癒着した軍閥“瀋陽軍”の勢力を削ぎ北京に主導権を戻す工作を開始(しかし苦戦))
北朝鮮問題についての中国自身の問題は、対北朝鮮の窓口が、北京政府ではなく、人民解放軍最精強を誇る“瀋陽軍区”であった点だ。しかも“瀋陽軍区”は、習近平と激しく対立する江沢民派の利権の巣窟であった。だが同じ民族同士の絆は深く、長年北朝鮮と持ちつ持たれつの関係にあった瀋陽軍区のコントロールが十分掌握できなかった。習主席は北京より平壌と親しい“瀋陽軍区”によるクーデターを極度に恐れつつ共産党による「シビリアン・コントロール(文民統制)」や軍中央の統制力を強化すべく、軍制改革を大胆に進めていった。しかしこれが中国(北京政府)にとって一番の難題であった。
『旧来の7軍区のうち、瀋陽軍区と成都軍区と広州軍区の3つの軍区が、習近平体制を脅かしていた。2012年2月の薄熙来のクーデター計画には、この瀋陽軍区が持つ核ミサイルまでが使われようとしたのである。』『だから、このあと前述したように2015年の11月に、習近平は軍制度の大改革を始めたのだ。7軍区だったものを5戦区に変えた。(中略)もう1つ大事なことは、習近平が核兵器の管理権を、7大軍区からすべて取り上げたことだ。核兵器の管理を中部戦区に集中した。⓵の瀋陽軍区(北部戦区)には朝鮮人と満州人がたくさんいる。だからなかなか党中央の言うことをきかなかった。北朝鮮と深くつながっている軍人たちがいて、長い間密輸もやっていた。これを習近平は叩きのめしたいのだ。』(注;㊽)
産経ニュース「反習近平派の拠点、中国人民解放軍「瀋陽軍区」が北と通じてクーデターを計画している!」
https://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100010-n1.html
産経ニュース「習近平氏が人民解放軍「瀋陽軍区」に怯えている! 核の原料・技術を平壌に流す?最精強集団」画像も同記事よりコピー

るいネット「北朝鮮を操るのは誰か?~中国北部軍区が金正恩体制の後盾」
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=329417
以下MAG2ニュース「2018年、日本はトランプ政権の意向で「親中」に舵を切らされる」(高城剛氏による)から引用 。2018.01時点で、後から考えるとこれはかなり正確に分析されていました!以下長いですが引用させていただきます。(画像もコピー)
https://www.mag2.com/p/news/346719
『2016年、中国の習近平国家主席(および中央軍事委員会主席)は、人民解放軍の編成を中国全土を7つの地域に分けた「軍区」から5つの「戦区」に再編しました。この歴史的改革は、瀋陽、北京、蘭州、済南、南京、広州、成都の名を冠し、各省に設置された省軍区にまたがるため「大軍区」とも呼ばれていた軍区を、便宜上効率化を高めるための再編を行ったと言われていましたが、実際は瀋陽郡区の解体が目的だと言われていました。ここから、中国と北朝鮮の関係がおかしくなります。』
『この瀋陽軍区が、長い間に渡って北朝鮮を事実上コントロールしてきましたが、同時に北京中央政府としては、クーデターを起こす可能性が高い軍区としても考えられていました。それは、元々別の民族だったことや、北朝鮮の核開発と瀋陽軍区が結託して、北京中央政府を狙う(クーデターを企む)可能性があったからに他なりません。それゆえ、習近平国家主席は2016年に軍区を再編し、瀋陽軍区の力を削ぎました。これ以降、北朝鮮の暴走がはじまります。』
『本来なら、北朝鮮問題は、中国の内政問題とも言えます。しかし、北朝鮮が「バカじゃない」のは、矛先を中国ではなく米国に向けている点です。そうすると一枚岩ではない中国が、米国と北朝鮮の板挟みになるからです。つまり、北朝鮮は、長年駐留する在韓米軍より、同胞の中国国内の復権を第一に考えているのです。』

『軍区を改変しても、国境を超え同じ朝鮮族である中国の一部勢力と、そこと結託しようとする米国の一部勢力(主に軍産複合体とイスラエル)に対し、中国の内政問題として処理したい(戦争を起こしたくない)北京政府と、戦争ではなく緊張だけが必要なトランプ政権。このふたつの勢力が、北朝鮮問題の本質にあると僕は考えています。』
『もし、朝鮮半島で戦争が起きれば、中国は再編した軍区から大量の兵士を投入する必要があります。同時に、難民が中国に大量に入り込むことによって、中国東北部は混乱を極めます。この混乱を避けるために、中国政府は、同国内に抱える瀋陽軍区の利権を上手にコントロールする「時間」が必要となるのです。』
(6.12.2 “瀋陽軍区”勢力(利権)の掃討作戦にトランプも協力)
弓月恵太氏のツイッターをみる限り、中国も習近平派と江沢民派の生き残りをかけたすさまじい内戦状態のようです。(2017.12.24 習近平氏への“9度目の”暗殺計画)
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1010192344019185664
そしてこの状況がそのまま、アメリカを含む世界の新旧勢力の対立に符合します。
https://twitter.com/ssomurice_round/status/966957220008095744
参考になるので、重要な点だけ時系列でコピーさせていただきます。
・張徳江=◽️江沢民派、序列3位(更迭)、金正日大学卒、朝鮮語流暢、旧瀋陽軍区支配者
(陸軍6割は朝鮮系)、江沢民時代に北朝鮮支配、慰安婦像を米韓に建てた世界抗日連合の資金源、クリントンに多額の献金、香港で多額の資金洗浄
・この張徳江、率いる江沢民派が支配していた遼寧省の企業から、実に多くの献金が、米国民主党やクリントン財団に流れて行った。そして、FBIの捜査も潰されてきたのだ。
・2017年、江沢民派の腐敗を撲滅するため、習近平、王岐山らの北京派は、瀋陽軍区を北京と繋げる戦区変更を行い、北部戦区の掌握を狙った。また、江沢民派の最高実力者である張徳江ら3人をチャイナ7から外し勝負に出た。しかしその後、習近平の暗殺未遂事件が起こり、事態は混沌としている。
・米朝開戦には、以下のリスクがある。1️⃣瀋陽軍区の陸軍が、北朝鮮軍に加わり米軍に対峙する。2️⃣瀋陽軍区の陸軍が、北京に攻め込む。3️⃣北朝鮮の核が、北京、韓国、日本に向け発射される。4️⃣中国陸海空の江沢民派が内乱を起こす。つまり、瀋陽軍区の制圧なしに、米朝開戦はありえないのだ。
・一方、トランプ政権は、分断戦略による北朝鮮の孤立を狙っているように見える。1️⃣国連を通じた正統な経済制裁。2️⃣北朝鮮、瀋陽間の資金洗浄の破壊。3️⃣瀋陽軍区の制圧。4️⃣韓国への政治的圧力。5️⃣瀋陽、香港間の資金洗浄の破壊。瀋陽、韓国、双方を支配し、香港の資金源を断てるかだ。
・北朝鮮に関してはロシアの関与は限定的。おそらく過去、米国が金融支配だった頃、ロシア脅威説をプロパガンダされた人が余りに多いので、ロシアを過大評価しすぎだと思う。ただ、ウラジオストクのロシアマフィアは、江沢民派側だとは思いますけどね。西側が使う都合が悪い時の常套句ですよ。「ロシアが悪い!」ロシアを悪者にすることで、民意をコントロールし、軍事費を摘み増してきたのが、オバマ政権までの米国。しかし、ロシア疑惑まで尖ると、賢い米国民に見透かされていく。敵はロシアではなく、マスコミを使って彼らを悪者にしてきた金融企業。
・現在の世界情勢ですが・・・。世界を牛耳ってきた金融マフィアとその仲間達VS
各国の一般の国民の願いを叶えようとするトップ達、と捉えております。
北朝鮮の核開発を支援してきたのは、中国江沢民派と米国民主党のクリントン(注=ブッシュ派と連携)だ。今、トランプ大統領と習近平は、協力してその資金洗浄ネットワークを潰そうとしている。
・その北朝鮮の最大の資金洗浄地域が香港だ。江沢民派は、北朝鮮を香港で育ててきた。
香港のチャイナマネーが、日米中韓の政治家、役人、マスコミを金で懐柔してきた。
・昨年、江沢民派の3人を全部チャイナ7から外して、暗殺されかけましたけどね。まぁ、キンペーの北京派は弱いのは確かです。日米が助けないと危ない状態。(以上引用終わり)
「中国の軍事専門家「北のミサイルは中米連携を促す」」(THE EPOCH TIMES画像もコピー)
http://www.epochtimes.jp/2017/07/27932.html#.WpZ0roiqj-4.twitter

「江沢民・元主席に近い香港の富豪 中国当局が拉致?」ZAKZAK
https://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170212/frn1702121027001-n1.htm
「「国籍を隠す北朝鮮にうってつけ」香港で資金洗浄される闇マネー」CNN
https://s.kabutan.jp/news/n201710200043/
「習近平降ろし」がついに始まった 40年前の失脚劇と類似」産経ニュース
https://www.sankei.com/premium/news/180718/prm1807180005-n1.html
以上のように、中国国内もアメリカに劣らず?内戦状態で大変な状況のようです。一部で、「習近平の国内での基盤は、金正恩のそれより弱い」とする説がありますが、まんざらではない気がします。
以下、副島氏著書(注;⑮)より引用
『中国人の権力闘争はすさまじいものである。これほどの激しい内部抗争を起しながら中国という国はこれからも進んでゆく。共産党の最高幹部たちまで巻き込んで、数千人、数万人の要職にあった者たちが、ある日逮捕され裁判にかけられてゆく。幹部公務員たちへの死刑が当たり前のように行われていく。』

≪6.13 “悪の枢軸”と“ならずもの国家”の終わり≫
だがトランプ大統領誕生と前後して、裏で指揮をとるアメリカにおける権力構造が激変した。(この件は7項アメリカを中心とした現在の世界情勢で後述)。
パパブッシュ派を中心とした、戦争・テロ派(旧勢力)の勢力が大きく後退し、北朝鮮を“悪の枢軸”とする脚本はようやく終わりをとげようとしている。
このことの裏を返せば、アメリカも “ならずもの国家” である事をやめて、本来のアメリカ共和国(新勢力)に戻りつつあるということになる。
以下アンサイクロペディア「ならずもの国家」
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A%E3%82%82%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%AE%B6
ただし、トランプ時代になってからも、この北朝鮮と示し合わせた口先だけの“プロレス”はしばらく続いた。アメリカの国家財政を守るため、「有事の米国債」と市場にアピールして大量の米国債を売り捌き、周辺国に武器を売りつける。続けざるを得なかったのだ。
しかしようやく、北朝鮮の“やらせ”ミサイル発射は止まり、2018年3月、米朝は一触即発の状態から一転、和平へと動き出した。今後方向性としては米・中・ロのコントロール下で南北統一、平和国家(と資源開発)を目指して歩んでいくことになる(予定のようです。ただ商売人のトランプさんなので、今後も投資家を儲けさせるため、また口先だけのプロレスを行う可能性もありますが、ただ次第にバレつつある?)