fc2ブログ

「米軍の北朝鮮爆撃は6月!(副島隆彦著)読書感想文(その9)」

≪8.7突如、アメリカ軍がシリアをミサイル攻撃≫
(8.7.1シリア紛争とは)

現実の世界の出来事に戻る。
「ガスとシリア危機の地政学: イラン-イラク-シリア ガス・パイプライン建設妨害の為、武器供給されているシリア“反政府派”」 [マスコミには載らない海外記事(シャンティ・フーラ)より。画像も同記事よりコピー]
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=75635
(97).jpg
数年前から起きているシリア紛争は、シリア北西部からカタールまでの天然ガスパイプラインを支配したいアメリカ(内の旧勢力)がアサド政権を倒す目的で起こされた。ただしアメリカは(アメリカの国際金融(石油系)資本家が結成させた)ISISをサポートしながらシリアでの代理戦争を行わせてきた。しかしロシアの支援を得ているシリア側に、有利に展開していた。イスラム国について、このヤラセももはや世間周知の事実ですが一応リンク張っておきます。
「【茶番はもう見飽きた】 ISISとアメリカの関係まとめ」NAVERまとめ
https://matome.naver.jp/odai/2144769598321677701
「シリア政府軍、アレッポを制圧へ 反政府勢力が撤退で合意」BBCニュースジャパン 中近東の石油利権争奪戦が終了した。画像のコピーも同ニュースから。
https://www.bbc.com/japanese/38311661
(98).jpg
『ロックフェラーが追いつめられた直接の要因は、中近東の石油利権から締め出されたからであろう。シリア内戦の実相は、年間200兆円という中近東石油利権の奪い合いの最終決着、いわば「石油の関ヶ原」であった。」「ロックフェラーはサウジアラビア、クウェート(=ブッシュ家)を抑えている。これに対して中国とロシアはイランに石油利権を持っている。これをパイプラインでヨーロッパに持ち込むには、「シリア」経由が有力なルートとなる。どこがシリアを押さえるか、石油利権を賭けた「関ヶ原」であったのだ。』
『そこでロックフェラーは親ロシアのアサド政権に対抗して反政府ゲリラを支援、さらにパイプライン計画の用地にISという傭兵部隊を派遣した。ISの占領地は、ロックフェラーのパイプライン計画にぴったり当てはまるぐらいだ。』
『ところが米軍(新勢力)がロシア軍と協力してISへの攻撃を強める一方で、政府軍はロシアの支援を得て2016年12月にアレッポから反政府勢力を排除、この瞬間、ロックフェラー一族は、関ヶ原における西軍となってしまったのだ。』(以上、注;㊵より引用)
別の言い方をすれば、エクソン・モービルと、ガス・プロムの戦いであった(BF氏)ともいえる。
(8.7.2シリアへのミサイル攻撃の概要)
「シリアに巡航ミサイル59発」(HUFFPOSTより)左記記事より抜粋
『トランプ氏は大統領就任前、シリアへの介入に断固として反対し、大統領就任以降はシリア難民のアメリカ入国を阻止しようとしてきた。しかし、今回の軍事行動はこの路線に逆行している。』
https://www.huffingtonpost.jp/2017/04/07/trump-syria_n_15857324.html
(99).jpg
上の写真も同記事よりコピー
ただマスメディアに誘導された世界の世論はアサドが化学兵器を使った前提で、アメリカ空爆を擁護する。
(8.7.3シリア毒ガス使用もその報復も「アメリカの自作自演」)
「シリアの政府軍の東グータ地区「化学兵器攻撃」はデッチ上げ」ブログ 湯沢平和の輪
https://yuzawaheiwa.blogspot.com/2018/04/blog-post_19.html
「東グータの「化学兵器攻撃」演出の参加者、スプートニクに詳細を語る」スプートニクニュース(画像も同記事からコピー)
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201804204805366/
(100).jpg
もー疲れますが、“ヤラセ”のオンパレードです。『常識で考えると、ロシアの協力を得ていたシリアはIS退治と反体制派攻撃に優位に立っていた。わざわざ国際世論を敵にして、シリアが化学兵器を使う必要全くない。だから、化学兵器使用は反アサド勢力がアサド政権の仕業と見せかける、旧勢力側お得意の「偽旗作戦」だった。』
(8.7.4なぜアメリカ軍(新勢力)は、偽旗作戦のミサイル攻撃を行ったか)
“正しいアメリカ軍”を標榜していたのに、なぜ宗旨替えしたのか。『トランプの命令でトマホークミサイルを撃ち込まれたシリア。しかしアメリカ空軍機は出撃せず、つまり一部の軍人(旧勢力側の逆襲で取り込まれた)が同調しただけであり、米軍自体はシリア攻撃に反対している。』(注;㊵)しかし米軍という新勢力内の“牙城”にまで旧勢力側が喰い込んだことを示し、旧勢力勢の巻き返しを強く印象付けた。
(8.7.5そしてキッシンジャーが、ミサイル発射を決めた(副島氏説))
そして以下列挙した理由や当時の“新勢力”と“旧勢力”の力関係等諸々を総合的に判断して外交指南(調整)役のキッシンジャーがトランプに進言、そして実行に移された。
(101).jpg
(シリアへのミサイル攻撃後、フロリダ州の別荘の一室でジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長からビデオ会議で報告を受けるトランプ大統領ら The White House/Handout via REUTERS)
≪8.8空爆した一般的な理由、いくつか≫
(8.8.1この攻撃で誰が一番利益を得たのか=国際金融“石油”資本)
『この攻撃でISが再び暴れまわり、パイプライン計画はストップ。ロックフェラーは息を吹き返すことに。』(注;㊵)旧勢力側(の国際石油資本)からの強い要請があった。
(8.8.2金正恩に対する脅し)
『今回のアメリカのシリア攻撃は、真相はシリア政府を痛めつけることを目標にしたものではない。専ら北朝鮮の金正恩体制への警告であり脅しである。今北朝鮮は深刻に考え込んでいる。』(注;㊾)
(102).jpg
以下は、ネットから適当に検索して書いたものです。どれもごもっともで、どれもが少しずつ影響を与えていたと思われる
(8.8.3本気ではないけれど一応やりました(やるときは実弾もやる)というアリバイ工作)
「空爆の成果を見ると、シリア基地内の稼働戦闘機の20パーセント破壊したのみ。空爆後も、シリア軍機はこの基地から反体制派地区へ空爆しているので、壊滅的打撃でなかった。トランプはアサドを罵ったが、アサド退陣まで求めなかった。以上から、「一応、爆撃しましたよ」という感じがする。アリバイ工作です。」米軍にとって、ミサイル攻撃は自軍に人的な被害がないのもポイントだと思います。
「中途半端だったシリアへのミサイル攻撃」ニューズウィーク
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9970_1.php
(103).jpg
上の写真も同記事よりコピー。
(8.8.4アメリカ対ロ強硬派の共和党主流派へのガス抜き)
これもネットで拾ったものです。
「空爆直後、2017年、4月12日に、米国がロシアに対し、ティラーソン国務長官がプーチンと会談。今まで、シリアに味方したロシア。そのロシアにティラーソンは直接説明。だから、プーチンはシリア爆撃に対し、対米非難なし。それでは、なぜ、シリアを空爆したのか?アメリカ対ロ強硬派の共和党主流派へのガス抜き。難航していた最高裁判事の人事の議会承認が、一気に可決した。議会の支持を維持できれば、経済や国内の政策も議会に通りやすくなる。」
(8.8.5マスメディア対策)
あまりに対立が先鋭化したためのガス抜き効果。これにより「反トランプなマスゴミの筆頭だったCNNが『トランプはようやく(一丁前の)大統領になった」と礼賛した。』(田中宇氏による)
(8.8.6中国(習近平)への柔らかい脅し)
『と同時に、このアメリカのシリア攻撃は、訪米して会談(夕食会)の最中だった習近平への、礼砲である。相手を吃驚させる、晩餐の余興の、サプライズの柔らかい脅しである。』(注;㊾)ちなみにちょうどチョコレートケーキを食べていたそうだ。
「トランプは習近平とチョコレートケーキを食べながらシリアを攻撃した」ニューズウィーク(下の画像も記事からコピー)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7402.php
(104).jpg
(8.8.7“口先ウォー・エコノミー”劇場の演出効果を高めておく)
後述する北朝鮮に対する口先“ウォー・エコノミー”劇場(8.10.1、8.10.2)の効果を盛り上げる(“やるときはやる!”というリアリティーさを演出)面もあったかもしれない。
(8.8.8間接的なロシア攻撃で、トランプへの“ロシア疑惑”を鎮静化)
FBIが調査中の大統領選挙におけるロシアの介入疑惑が鎮静化に進む。
(8.8.9何をするかわからない、意外性があり先の“読めない男”と世間に印象付ける)
読んで字のごとくです。
(番外編;ロシアのミサイル防空システムの有効性を立証!?)
アメリカ海軍の2駆逐艦が発射した59機の巡航ミサイル(トマホーク)の約6割が撃墜され、その1年後にはアメリカ、イギリス、フランスが艦船や航空機から100機以上のミサイルを発射して7割が墜としています。もし仮にこれが事実ならば、ロシア製の防空システムの有効性が立証してしまった?!
(105).jpg
≪8.9突然のシリア攻撃の、隠された理由≫
上記の一般的な理由は、それぞれ“当たっている”と思われる。しかし問題はそれと同時に、北朝鮮問題で、トランプがなぜ急に方針転換したのかだ。以下その理由を3つ掲げてみた。
一つ目として、以下、以下、BF氏の著書より引用
『(前略)「(トランプ)脅迫説」が浮上している。米中首脳会談のために習近平が訪米していた最中に、トランプはシリアへの攻撃を命じた。シリアの軍施設に59発のミサイルを飛ばしたこの攻撃は、それまでのスピーチやツィッターなどを通じて「シリアを攻撃すべきでない」と繰り返し発言していたトランプの姿勢と180度異なるものだ。』
『このシリア攻撃の背後には、間違いなくハザールマフィア(旧勢力)が動いていた。というのも、シリア攻撃の前後、彼らの「トランプ評」が一変しているからだ。」「これまでハザールマフィア(旧勢力)は、メディアを通じてトランプを激しく批判してきた。しかしトランプがシリア攻撃を命じた途端に、アメリカ在住のロスチャイルド一族や、ハザールマフィヤの子分として知られる議員たちがトランプのことを褒め始めたのだ。逆にトランプを支持していた人間は一転して「反トランプに回っている。(途中略。トランプがその政治生命を即、絶たれるような大ネタのセックススキャンダル映像を“旧勢力”に握られ、脅迫(トランプは大統領選中に?!ジェフリー・エプスタインというVIP専用の秘密売春の島を持つ女衒の仕掛けた罠にひっかかってしまった)されて、それまでの発言と逆行する政策をとりはじめたのだという。)』(以上、注;⑭)」
(106).jpg
(下の画像「The Jeffrey Epstein Affair Imperils Hillary Clinton’s Presidential Prospect」(OBSERVERよりコピー)
http://observer.com/2015/03/the-jeffrey-epstein-affair-imperils-hillary-clintons-presidential-prospects/
また別の説では、トランプがシリアから米軍を撤退させると発表した途端にトランプ・タワーが攻撃(放火)されたという脅しがあった。そのため米軍撤退を取りやめ、シリアを空爆することにしたという説もあるが、トランプにとってより痛手なのはやはり前者のほうだったろう。ちなみにトランプ大統領は否定している(当たり前だが)。余談だが、トランプも搭乗したエプスタインのプライベートジェットである「ロリータ・エクスプレス」の飛行記録に、ビル・クリントン元大統領の名前が何と26回も記載されているという。上には上がいるのだ。
(107).jpg
そしてこの突然の変心の前、シリア攻撃前にはいわゆる“戦争銘柄”の株価が大幅に上昇、国際金融資本家達をしっかりと儲けさせた。
「トランプが核合意を破棄した理由」ブログ 翁の独り言
https://ameblo.jp/bluenewt/entry-12374813745.html
≪8.10 北朝鮮のミサイル発射と口先バトル、その理由≫
今まで述べてきた、東アジアの緊張を高め、日本はじめ周辺国への武器セールスを行うという、これは誰もがご存知の?図式的にわかりやすいカラクリ。
「事前に知っていた?安倍首相、北核実験の3時間前にトランプ大統領と電話会談」recordchina
https://www.recordchina.co.jp/b189470-s0-c10-d0035.html
「陸上イージス導入を正式表明」朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASK8L22GKK8LUTFK001.html
上記以外に、以下のような理由もあったと思われる。
(8.10.1緊張を煽り、“有事のドル”を演出)
“株式会社アメリカの経営者”として、ドルの価値の維持と、米国債を捌く必要があったため。経済(財政)的な理由からすれば、これが一番重要。旧勢力側からの要請(8.9.1に関連させた“脅し”)と、それ以上にアメリカ大統領として、当面のアメリカ経済を維持していく使命感があったと思われる。
『ムニューシンは財務長官として、毎年1兆ドルぐらいの米国債を発行し続けなければならない。そうやって国家予算を組まねばならない。』(注;⑤)
(108).jpg
以下BF氏の著作から引用『(前略)~錬金術は、売りつける商品が武器から「アメリカ国債」へと変わる。2017年夏ごろ、アメリカ大手ニュース放送局MSNBCなどが、「北朝鮮情勢の緊迫化に伴い、投資家たちが資産の安全な避難先として米国債を買っている」というストーリーを必死に報じて、米国債を買わせようとする動きがみられた。これを裏で操っていたのはアメリカの中央銀行FRBである。』(注;㊴)
「NY債券、長期債は続伸 10年債利回り2.22%、北朝鮮リスクで買い」日経新聞2017.09.26
https://www.nikkei.com/article/DGXLASH7IAA06_W7A920C1000000/
(8.10.2“口先プロレス”だけで“ウォー・エコノミー”を演出)
「トランプ節は「プロレス」から生まれた!シンプルかつ快感の世界」画像も同記事からコピー
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/51307?page=3
109-2.jpg
もう1つの理由は、目的自体は、先の2つ目とほぼ同様だ。国際金融資本家たちを儲けさせるため、金正恩と示し合わせ、有事なき有事?を演出した。
数々の修羅場をかいくぐり企業経営者として成功してきた、トランプにしかできない技(ワザ)だ。以下、副島氏の著作「迫りくる大暴落と戦争“刺激”経済」(注;⑯ 2018.05)より少し長いが引用『トランプという人はビジネスマン(商売人)であるから、企業経営者たちの苦労が死ぬほど分かっている人だ。だから北朝鮮はウォー・エコノミーの問題なのだ。』「(中略)
(110).jpg
『株価が上下に動くことを、ボラティリティ(変動率)という。戦争はこの株価のボラティリティを激しく上下に大きく拡大させる。この価格の変動率(ボラティリティ)は、資産運用者と投資家にとっては、大変ありがたい重要な仕掛けだ。投資の基本は、買ったら売り、売ったら買い戻す、である。安値で買って価格が上がったら売って利益をとる。あるいは、下落相場なら、(先物での売りならば)借りてきた株を先値で高値で売っておいて、暴落したあと安値で買い戻す。そして利益を取る、これしかない。』
『そのためには、業界全体にある程度のボラティリティがなければならない。無風状態で値動きなしが何か月も続くのが、一番イヤなのだ。』
「ミサイル発射で株価と為替への影響は? チャートから見えてきたもの」株の窓口 画像も同記事よりコピー
https://kabumado.jp/nr_missile/#i-2
(111).jpg
副島さんは実際の戦争が必要だと考えていた、この北朝鮮に対する“ウォー・(ブースト)エコノミー”を、トランプは実際の戦争を行わず、ツワモノのビジネスマンらしく安上がり(平和)に、金正恩と二人で“口先プロレス”で演じてきたのだ!
(112).jpg
上は有名な「チビのロケットマン」 ツイッター
一方これに応え、北朝鮮側も応酬する。
金正恩氏が初の直々声明「米国のおいぼれを必ず火で罰する」 トランプ米大統領の「完全破壊」演説に対抗 米朝首脳が名指しで罵倒合戦 産経新聞ニュース(下の写真もニュースより)
https://www.sankei.com/world/news/170922/wor1709220014-n1.html
(113).jpg
さらにトランプが応じる
(114).jpg
『これは「テンションリダクション」というマーケティングの手法そっくりである。(中略)米朝首脳会談以降、北朝鮮問題がどのような展開を見せるか。ハザールマフィア(旧勢力)とトランプの関係や彼らの動きとともに、今後も注視する必要があるだろう。』(2018.05注;㊴)こうしてトランプと金正恩との間で、心情的にもある種の同盟関係が、密かに築かれていった?
ちなみにこれら一連の“変心”に、アメリカ軍は(深くは)関わっていなかったようだ。『トランプが用意された演説原稿から脱線するにつれ、ホワイトハウスの首席補佐官ジョン・ケリー大将が、頭を抱えているこちらの写真を見て頂ければ、アメリカ軍がこの茶番に一切関与していないことはお分かりだろう。』(BF氏)
(115).jpg
http://www.oregonlive.com/today/index.ssf/2017/09/does_john_kelly_hate_his_life.html
上記(8.10.1,2)については、当初はトランプに対しての脅しの結果から始まったのは間違いないと思うが、脅しだけではなく、新/旧両勢力の共通の利害の上に立つ、経営者トランプ(8.30.1)としての妥協の産物の面も強かったように思える。
(8.10.3逆張り理論で、極度な緊張状態を作り、逆に戦争阻止を目論んだ)
今までとは主張がずれてしまうが、シリア空爆以降の北朝鮮とのバトルは、緊張を過大に煽ることで、逆に戦争を抑え込んだ、とする説もある。これもあり得る話で、トランプ大統領は単純な場合と、一見単純そうに見えて、実はかなり複雑(というか大胆な)な策を考え、実行している場合があるように思える。(詳細は後述する8.30.2参照)
いずれにせよ、米軍はトランプをフォローするため、旧勢力討伐の徹底を一段と強く決意する。
(8.10.4シリア攻撃と対北朝鮮バトルまとめ:トランプとアメリカ軍の新“炎と怒り”)
確かに今までの主張を変えて、シリアに向けて、ミサイルの発射ボタンを押してしまったのは、表向きはキッシンジャー氏(とクシャナー氏)の進言の結果であったようだが、裏ではBF氏の指摘どおり、(8.9.1)の、トランプに「決定的な証拠のビデオテープ」を見せ、本人&家族への脅しに屈した結果であることは間違いないと思われる。(BF氏によれば、旧勢力側の代理人である中国系の、グオ・ウォンゲイ氏が脅迫したらしい。そして「トランプはなんとか生き残って、自分の家族を守ろうとしているのだ」とCIAの情報源は当時語っていたそうだ。)
しかしこの“禁じ手”(しかし今までは常套手段)は、今までは通用した手口だったが、今回のトランプと、特にそのバックにいるアメリカ軍&CIA(ペンタゴンライン)に対しては、結果的にはむしろ逆効果であった。それにこのことがむしろ、旧勢力側の“パンドラの箱”をあけることになってしまったように思える。
この個人的な仕打ちはトランプにとって、旧勢力へのけっして消えることのない、内に秘めた “炎と怒り” を植え付ける結果となった。その後さらに“ラスベカス乱射事件”(8.11)を経て、退路を断たれたトランプは、しばらく旧勢力に対して脅されたふりをしつつ(竹下雅敏氏、田中宇氏らの説)、アメリカ軍とともに新勢力側の反攻のための時間をかせいだ。
その間は、株式会社アメリカの経営者として妥協を強いられることも多かったが、軸足はあくまで新勢力側にたち、再び情勢が優位に立つと、自ら前面に立ち、逆襲に転じるのであった。
またアメリカ軍にとっては、頂点に立つ大統領への個人的な脅しで、旧勢力側の個人に対しての脅しを遠慮なく行なえる口実を得た。戦争犯罪(9.11、イラク戦争、3.11等)はもちろん、新勢力側に比べて、質量ともにはるかに超えるレベルで展開されてきた旧勢力側の個人の悪事の数々に対して、アメリカ軍はこの後ネチネチと脅し返していった。(8.12)以降でみていくが、この旧勢力側の個人への“消耗作戦”がボディーブローのように効いていき、旧勢力側の政府機関への軍事行動を含め、すぐに形勢は持ち返し、そして再び逆転することになった。
やはり軍隊&諜報機関を持つ方が強い。
(116).jpg
上記はMichael Wolff著「Fire and Fury」(タイトル以外8.10の内容との関連性はないです。)
≪8.11“ラスベカス銃乱射事件(2017.10.01)=”トランプ暗殺未遂事件“≫
【ラスベガス銃乱射事件】証拠動画で深まる「複数犯説」! 異なる方向から2つの銃撃音、2キロ以上離れたホテルから銃撃光も」TOCANA 海外 ニュース
http://tocana.jp/2017/11/post_15001_entry.html
(117).jpg
上記画像はABCニュースより
58人が死亡し、851人が負傷(うち、422人は銃撃により負傷)したラスベガス銃乱射事件だが、スティーヴン・パドックという、1名の男がやったというのはどだい無理な設定だ。
(118).jpg
上記画像は「うしみつブログ」よりコピー
BF氏の情報によると『この事件の犯人は、G4Sというイギリスの民間軍事会社の傭兵だった。このテロの目的は、トランプ大統領とサルマン王子(サウジアラビア)の暗殺だった。この日、トランプ大統領は、ラスベガスにあるサルマン王子所有のホテルの一室でサルマン王子と密談していた。9.11ニューヨーク同時多発テロに関与した人間(サウジ側、ハザールマフィア側=旧勢力)の逮捕計画についての密談だった。』
『これを察知したブッシュ(パパの方かジュニアの方かは書かれていない)等のハザールマフィア(旧勢力側)は、乱射事件を起こし、そのドサクサに紛れてトランプ大統領とサルマン王子の暗殺を狙ったが大統領と王子は避難して失敗した。』
ちなみにトランプの護衛は、今まで歴代の大統領が使っていた、“シークレットサービス”ではなく、アメリカ軍(海兵隊)が直接行ってきた。そのためこの事件は、アメリカ(正規)軍と、G4Sという傭兵会社の戦いだった。この激しさでは、従来通り、シークレットサービスが護衛していたら、とうのむかしに暗殺されていただろう。
なお余談だが、トランプ同様、辛くも生き延び国に戻ったサウジアラビアのサルマン皇太子は、自らを陥れようとした王族たちを粛清した。
「サウジアラビアの大粛清、若き皇太子が政敵一掃」JBプレス
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/51615
ちなみに暗殺計画は最近でもまだ続いているようです。
「カナダのトルドー首相がトランプ大統領暗殺計画を企て実行し、失敗に終わっていた」シャンティ・フーラ竹下雅敏氏情報より
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=172445
(最近貿易問題等で、アメリカとカナダの仲の悪い理由の一つです。)
≪8.12CIA本部(国務省系=ラングレー)を海兵隊が襲撃(2017.10.18)≫
これはもう、完全な内戦状態と言える。(8.14)で後述する大量逮捕に向けてのデータを大量入手したようだ。北朝鮮関連では、その後麻薬施設の爆破等もあったと思われる。
「海兵隊によるCIA本部への襲撃で、大量の起訴可能な機密情報の収穫」シャンティ・フーラ(画像も同記事よりコピー)
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=144050
BFレポートより『先週、バージニア州ラングレーのCIA本部を襲撃した海兵隊は、起訴できる膨大な情報を与えてくれると、国防総省と他の情報源は言う。この襲撃はブッシュ-クリントン徒党、トランプがユダヤマフィアを引きづり降ろし、CIAとFBIから反逆者を掃討するために退役軍人に活動義務を呼び掛けた10月20日の大統領命令にサインしたので、可能となった。』
(119).jpg
『CIA本部を襲撃した10月18日に、コンピュータや書類が押収され、その結果、「400に及ぶ麻薬施設があり、そして米軍がアフガニスタンの彼らを爆撃を始めた」と、その情報源は言う。爆撃された地域は政治的に正しくあるために、タリバンの地域と認識されたものであると彼らは付け加えた。言い換えれば、彼らは世界に、軍産複合体内部に内戦が行われているとは思ってもらいたくないということである。いずれにしても、これは軍事作戦ではなく、情報作戦であり、心理兵器作戦であり、歴史上最大の反麻薬作戦であるので、海兵隊は彼らは常に忠実である(いつも正義である)ことを今一度証明したと、その情報源は続ける。アフガンからのヘロイン資金を遮断することに加え、北朝鮮への空路陸路の遮断は、同様にハザール徒党へのアンフェタミン資金の流れを止めたとアジアの秘密結社情報源は言う。(以下略)』
ちなみに例によって大手マスメディアは一切報道していません。ネットでは「ラングリーの近隣住民ら(目撃者ら)によると、大勢の海兵隊員らがティルトローター機でCIA本部に到着しました。海兵隊員らは武装しており、飛行機から降りるとすぐにCIA本部内に素早く移動しました。」とのことで、あのオスプレイが使われたようです。(下記画像はwikipediaより)
(120).jpg
戦いは、宇宙空間のスパイ衛星にまで及んでいます。
「CIA衛星とスーパーコンピューターは押収され、トランプの新宇宙隊によって所有された」シャンティ・フーラ
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=173002
≪8.13FRB理事を入れ替える≫
「FRB次期議長にパウエル氏 トランプ大統領が発表」AFPニュース(下の画像も同記事よりコピー)
(121).jpg
FRBからユダヤ人の理事が一人もいなくなった。これも画期的な出来事だそうです。
≪8.14新勢力の、旧勢力による大量殺戮など証拠を武器に巻き返し≫
『ただハザールマフィア(旧勢力)も自作自演の「9.11」などの大量殺戮の証拠をすでに当局に押さえられている。トランプを一時的に脅迫できても、反ハザールマフィア勢力(新勢力)が持つトランプの「操縦桿」まで奪うことは難しいだろう。』(注;⑭)」
(8.14.1 9.11、イラク戦争など、大量殺戮に対する追求)
たとえば、大量破壊兵器の無かった、大儀なきイラク戦争による死者は推定約50万人と言われている。悪事のスケールが違った。
「イラク戦争の犠牲者は推定50万人」ナショナル ジオグラフィック ニュース
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8459/
「9・11追悼 トランプ氏「われわれは全ての悪に打ち勝ち、一つの国として結束」」ZAKZAK 画像も同記事よりコピー
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170912/soc1709120025-n1.html
(122).jpg
(8.14.2 悪魔主義者、人身売買などへの宣戦布告)
以下、「やのっち(。・ɜ・)d‏ @_yanocchi0519 2017年12月29日」 よりコピー
『【トランプのIQは高い】モハメド・アリは「消耗作戦」戦略を採用して勝った。トランプは同じ戦略を採用して、ディープ・ステート( #DeepState )のメンバーを何十人も倒している。トランプは世界主義敵対者を1人ずつ誘い込み、彼らを破滅させている。』
『「続》トランプは大統領令によって小児性愛犯罪者に宣戦布告した。人身売買で告発された場合、資産没収条項が効いてくる。エリック・シュミット、ジョン・ポデスタ、クリントン財団は資産をダンピングしている。さらに、ソロスの組織がトランプ政権による大統領令の執行を避けるために資産を売却した。』
(123).jpg
https://jicchoku.muragon.com/entry/190.html」より
『企業がRICO訴追の罠に巻き込まれるのを避けるために、次のCEOは、潜在的な不正行為の為に最高経営責任者(CEO)の職を辞任することを余儀なくされた。組織体の数は甚大であり、増加している。(以下略)』
(8.14.3新勢力側が再び優位に立つ)
アメリカ軍が誇る諜報網を駆使し、戦争犯罪、人身売買などで大量の個人の犯罪者を追い込んでいった。特に「人身売買で告発された場合、資産没収条項」が効いてくるようだ。企業の役員たちも訴訟を恐れ、争いから離脱、屈服していった。やはりアメリカ軍&CIAを敵に回しては勝てない。(従来“旧勢力”にとって、この両者は自分たちの手のうちのつもりだった。)こうして再び、旧勢力側は再び後退を余儀なくされた。
ちなみに今現在、アメリカでは4万人にのぼる逮捕状を準備中だそうだ。(大手マスメディアは報道しない。)
「アメリカ国内の本格的な戦いの幕が切って落とされ、ようやく待ちに待った大量逮捕劇が始まる」シャンティ・フーラ 竹下雅敏氏からの情報
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=172802
≪8.15“旧勢力”の誤算≫
(8.15.1旧勢力側個人に対する“旧悪”の追及が威力を発揮)
上記(8.14)参照。元々個人の“ワル”の質・量ともに新勢力を圧倒的に凌駕していたため、この“消耗作戦”がこたえた。
≪8.16トランプの逆襲≫
トランプは、新勢力側の強力なバックアップのおかげで、自らの立て直しの時間をもらった。旧勢力側と妥協しつつ時間をかせぎ、キッシンジャーの協力を得て、ロシアのプーチンや習近平と“新ヤルタ体制”を築き仲間を増やし、旧勢力の弱点を突き、逆に脅し返し、次第に追い込んでいった。
「トランプが明言:ソロス、ヴァチカン、ロスチャイルド、サタン崇拝者が世界を支配
米大統領が初めてイルミナティ説を確認」
http://www.dcsociety.org/2012/info2012/171128.pdf 以下の文はそこからの引用
『【訳者注】ここでトランプが確認していることは、ほとんど誰でも知っていることだが、大統領がそれを公的に認めるか否かは、大きな違いである。またこれは、大統領だからすべて知っているのだろうという思い込みが、間違いであることの証拠でもある。米大統領は、世界の、また自分の国の支配者が本当は誰であるのか、明確に知っているわけではない。』トランプの戦いことは、今まで旧勢力側がマスメディア、教育を通じて、“陰謀論”“トンデモ論”“頭がおかしい”などと洗脳してきた重要なことが実は本当のことで、“魔法”をかけられていたことを暴く戦いでもあります。
「CIAが「陰謀論」を世界に広めた? ケネディ暗殺、壮大な世論誘導工作を実行」ビジネス・ジャーナルより。画像も同記事よりコピー。今では見下された「陰謀論」自体が、CIAのプロパガンダで生まれたことが明らかになっています。
https://biz-journal.jp/2018/02/post_22223.html
(124).jpg
このタフで、頭がよく、交渉術に優れ、ド穢いこともでき、前例にとらわれない大胆な行動力と強い意志を持つ大統領は、キッシンジャーより、以下のような賛辞をもらった。
下、BF氏のレポートより。
『古株の支配者陣は不吉な事態が迫っているのが分るのか、先だってイタリアのビルダーバーグ会議を取り仕切ったヘンリー・キッシンジャーはトランプを「ある時代の終わりを告げ、その長年の虚像を手放すように詰め寄るべく、歴史の中で時折現れる人物の一人なのかもしれない」と評した。』(sputniknewsより。下の画像もそのニュースのコピー。)
https://sputniknews.com/world/201807201066554344-kissinger-trump-putin-summit/
(125).jpg
≪8.17キッシンジャーの働き≫
(8.17.1第2次ヤルタ体制の確立)

キッシンジャー氏は一般的にはロックフェラー家の大番頭と言われているが、『ロックフェラーは世界の高官の前でキッシンジャーにお茶を注がせ、ウェイターのように繰り返し使ってきた』(BF氏レポート)こともあったそうで、長年の確執から内心では快く思っていなかったこともあったようだ?特にここ数年は、ロックフェラー氏の高齢及び死去による影響力低下で、以前より自身の意思で自由に動ける立場下にあったものと思われる。
またアメリカの政界では紛れもなく“中国派”で通っており、米中のパイプ役であった。(画像はエコノミストらしい)
(126).jpg
その一方でこれも有名な話だが『1960年代にKGBに拘束され、リチャード・ニクソンの内閣に入る前に拷問を受けてコードネーム「ボア」のKGB代理人に身を変えた』(BF氏レポート)とも言われている。しかし元々、中国、旧ソ連自体、そもそも国際金融資本と通じている国家で、一見多重スパイのようでも、横軸ではつながっており、その豊富な外交キャリアと人脈から、国際金融資本と、アメリカ軍、トランプと習近平、プーチンのすべてをつなぎ、利害調整するフィクサーとして適任であった。そして自身も提唱する“新ヤルタ体制”(日本では副島氏が最初に提唱)を軸に世界を運営していく生みの親として、95歳という高齢をおして、最後のご奉公をしている心境だと思います。
(8.17.2第3次世界大戦を阻止)
副島氏は「「ロックフェラー家の直臣」であるキッシンジャーを訪問したのを見て、「世界皇帝」による「承認」がありトランプ氏が大統領当選は間違いないと判断」していた。
「Trump, Kissinger meet in New York」thehill.com 下記画像もコピー
http://thehill.com/homenews/administration/306604-trump-meets-with-henry-kissinger
(127).jpg
そしてこれは、ロックフェラー氏がヒラリー&その背後の勢力がやりたがっていたラージ・ウォーを避けさせるため、としていた。一方トランプの背後は(8.4)で記したように元々、ロスチャイルド家とのつながりが大きいように思える。この背後関係はよくわからないが、国際金融資本の中でも、大きな戦争(第3次世界大戦や、ベトナム戦争のような長期の泥沼化=ヒラリー、ブッシュ派が画策)は避けさせよう(ただ管理された戦争までは歓迎)とする勢力があり、その勢力側の指南役として、キッシンジャーが担ぎ出されたようにも思える。
「キッシンジャーがプーチンに「第三次大戦が目前に」と内密に警告」世界の裏側ニュースより(画像も同記事から)
https://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12126264786.html
(128).jpg
(8.17.3トランプ、旧勢力に対して、次第にスタンスを変えていった)
(最初のころ)
トランプ「ヒラリーへの捜査は継続しない」 〜推理:キッシンジャーの捜査打ち切り交渉〜 [世界の裏側ニュース他]
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=120092
「Kissinger: Don't expect Trump to maintain all his promises」politico.com画像も同記事からコピー「キッシンジャー:トランプが自分の公約全部を維持するなど期待しないように」
https://www.politico.com/story/2016/11/henry-kissinger-donald-trump-231679
(129).jpg
「トランプは、ヘンリー・A・キッシンジャー & Coのための裏口男? F. William Engdahl」(さてはてメモ帳 Imagine & Think!)より、画像をコピー
(130).jpg
(2017.05.10)
「トランプの大統領執務室に現れたキッシンジャー」ブログ『文殊菩薩』より画像もコピー
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-8654.html
(131).jpg
(2018.01議会で証言「キッシンジャー氏、北の非核化は米国の「欠かせない」外交目標」)AFPニュース
http://www.afpbb.com/articles/-/3160059
「【1月26日 AFP】米外交政策の重鎮ヘンリー・キッシンジャー(Henry Kissinger)元国務長官(94)が25日、米上院の公聴会で証言し、北朝鮮が世界の安全保障に対する最も差し迫った脅威で、同国の非核化が米外交政策の「欠かせない」達成目標だと強調した。キッシンジャー氏は、北朝鮮の核開発を阻止することができなければ、アジアで新たな軍拡競争が起きる恐れがあると指摘。軍事衝突に突き進むことには警鐘を鳴らしたものの、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権への圧力については支持した。」
(2018.06最近;「彼(トランプ)はその時代の虚構を終わらせることができるのだ。」)
下記のキッシンジャーのインタビュー記事はきわめて重要だと思います。是非読んでください。
トランプが旧勢力がベールに包んだ虚構(魔法、マヤカシ)を解き、ダマシの世界を終わりにするかもしれない、本来ならキッシンジャー氏は阻止する側にいるはずなのだ。しかし自身の心境にも変化があり、「キッシンジャー氏は世界が今重大な岐路に立っている」と認識しており、しかも内心ではその変化を密かに望んでいるようにもとれるのですが、いかがでしょうか。
「キッシンジャーは米ロ首脳会談を評価「とっくに開催されていなければならなかった」」FNNプライムニュース(木村太郎)(フィナンシャル・タイムズ)画像もコピー
https://www.fnn.jp/posts/00341530HDK
さきのスプートニクの記事とかぶるが、長いけれど再録。
『米ロ首脳会談について、米国内のトランプ米大統領の評価ははなはだかんばしくないが、あのキッシンジャー元米国務長官は別の評価をしていた。フィナンシャル・タイムズ紙のエドワード・ルース米編集長は首脳会談の翌日、ニューヨークでキッシンジャー氏と昼食を共にしながらインタビューした。20日付けで同紙電子版に掲載された記事によると、キッシンジャー氏はまず会談についてこう述べている。』
(132).jpg
『会談はとっくに開催されていなければならないものだった。私は数年前からそれを主張してきたが、米国の国内事情で沈んでしまった。まぎれもなく好機を失っていたわけだ。とは言え、誰かが修復しなければならなかった。シリアやウクライナの現状をみれば分かることだ。ロシアという国は、世界のどこで起きる重大事でもその影響を受けると考え、脅威として認識するユニークな特徴を持っている。そうした重大事は続き、エスカレートすることを私は懸念している』
トランプは歴史上の稀な人物
『キッシンジャー氏は、西欧がプーチンがクリミヤを併合する数年前からロシアは西欧式の法に基づく秩序を取り入れるだろうと誤った推測を持っていたのが間違いの元だったと言い、北大西洋条約機構(NATO)も西欧からの尊敬を熱望する根強いロシアの気持ちを読み違えたと指摘した。』
『NATOの過ちは、ユーラシア大陸で歴史的改革が進行していると信じ、それが西欧とは異なった価値観と対立するということを理解しなかったことだ。ロシアにとって、それは自らのアイデンティティに対する挑戦なのだ』
『またキッシンジャー氏は、トランプ大統領の存在をこう表現した。「トランプは、ある時代の終わりを告げるために時折登場する歴史上の稀な人物のひとりだと私は思う。彼はその時代の虚構を終わらせることができるのだ。彼がその役割を認識しているとは限らないし、そうした重大な選択肢を考慮しているとも限らない。彼が登場したのは偶然だったのかもしれない」トランプは世界の救世主なのか』
『最後にルース氏がインタビューを総括すると、キッシンジャー氏は話をこう締めくくった。「我々は今世界にとって非常に、非常に重大な時代にある。私は数えきれないほどの首脳会談を仕切ったが、彼らはこの(ヘルシンキの)会談については私の意見を聞こうとはしなかった」この「彼ら」がトランプ大統領を指すのか、同大統領を批判する勢力かは定かではないが、キッシンジャー氏は世界が今重大な岐路に立っておりトランプ大統領はその行方を今までにない方向に導く稀有な指導者と考えているようだ。』
(133).jpg
『ヘルシンキの米ロ首脳会談は、トランプ大統領がプーチン大統領にウィンクをしたことなどよりも、歴史的見地からの分析の必要がありそうだ。』
たぶん、世界の政治経済の裏の裏まで、すべてを知りつくしている数少ない人物の一人であるキッシンジャー氏が、「この時代(の経済・政治システム)は虚構だ」(7.10参照)と述べている事実は重い。ここに至り、そのような境地に至ったのだと思います。
(8.17.4“通貨リセット”を見守りたい?)
元々今のドル体制「石油本位ドル体制」を根回ししたのは、キッシンジャーであった(当時“忍者外交”と呼ばれていた)。新勢力への移行に伴い、すでに破綻している通貨制度改革(リセット)は不可避なはず。それを見守り(根回しし)たいと考えるのでは?(全くの想像ですが(7.10.1,2項))。
「ロックフェラー メモ④1971年~1980年:ドル基軸体制の動揺、金融略奪の開始
 南風小僧」(るいネットより)以下同記事より抜粋
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=160193
「(前略)ドル維持のためサウジ、日本の属国化へ布石」
『1974年「ワシントン・リヤド密約」:キッシンジャー米国務長官とサウジのファハド皇太子との間で締結。サウジは石油を低価格かつ安定的に供給する。アメリカは軍事的にサウド家を守ると。石油代金は、必ずドルで決済する。ドルの価値はアメリカが「金」で価値保証を行う。「ドル・石油体制」。(「実物経済の復活」 副島隆彦より)※金との兌換を切り離さざるを得なかった米ドル紙幣は、担保力を失ったので、実質的に金に代わって石油売買と連動させることで通貨体制を維持・補強する策。(後略)』
「米国の世界支配の要・ドル基軸通貨体制を読み解く四つのキーワード」フリー座
http://freezzaa.com/archives/1263
(8.17.5番外編;ちなみに反日です。)
「トランプの顧問で超反日。キッシンジャー氏が掲げる新世界秩序」楽天ニュース(まぐまぐニュース)
https://news.infoseek.co.jp/article/mag2news_250663/
「アメリカ政界の怪物・キッシンジャーが語った「日本観」と「中国観」」ライブドアニュース(画像もコピー)
http://news.livedoor.com/article/detail/13177507/
(134).jpg
以上、例によって?脱線してきたので、北朝鮮に話を戻す。
≪8.18ダンフォード 瀋陽軍区訪問(2017.08.16)≫
「北朝鮮有事の際の連携を確認、米中の意図は 米軍制服組トップが中国を訪問」WSJ画像も同記事よりコピー(2017.08.16)
(135).jpg
以下記事から引用『【瀋陽】中国を訪問している米軍制服組トップのジョー・ダンフォード統合参謀本部議長は16日、北朝鮮有事の際に危険な誤解が生じないよう中国軍部と連携していく方法を協議したと明らかにした。ダンフォード氏は中朝国境を監視する中国軍司令部を訪問して実弾演習を視察した他、自民解放軍の兵士らと昼食を共にするなど異例の対応も見せた。』
『北朝鮮の核およびミサイル開発プログラムを巡り緊張感が高まる中、米中両国は相互不信を脇に置いてでも軍部同士のコミュニケーションを強化したい考えだと専門家らは話す。』
北朝鮮問題の要で、中国(北京政府)が管理しきれていない瀋陽軍にアメリカ軍のトップが自ら乗り込み、くさびを打ち込み団結を図る。
以下BFレポートより『思い出して頂きたいのだが、習近平は2017年4月6日にトランプとマー・ア・ラゴ【※トランプのフロリダ州の別荘】で会った際に、中国は北朝鮮に対して限られた力しか有していないとトランプに対して断言した。習近平が本当に言わんとしていたのは、モンゴル系の支配する中国北部戦区はその大部分が事実上の自治区域だということである。だからこそ後日、習近平がトランプの要請に従って北朝鮮への制裁を発表したにも関わらず、現場では実施されていなかったのだ。』習近平の言うことを聞かない瀋陽軍に対するプレッシャーを与えることと、習近平への援護射撃、及びアメリカ主導の調整で、北朝鮮の資源確保を少しでも有利に進める思惑があったものと思われる。

プロフィール

マルプーのぼんちゃん

Author:マルプーのぼんちゃん
【ぼんちゃん】
推定年齢12歳(2020年6月現在)ぐらいの、オスのマルプー犬のぼんちゃん。年より若く見える。マルプーではちょっと稀な“キレカワ系”💛 性格は、おとなしくてやさしくて人懐っこくて庶民的?でも対犬ではかなり臆病。散歩だけはたくさん(1日1~3時間ぐらい)させてもらっている。選択の余地なく、毎日おっさんの面倒をみている。
【おっさん】
推定年齢60歳+のシガナイ初老の独身オヤジ。ひょんなことからぼんちゃんと2人で暮らすことになったが、おかげさまで日々シアワセに暮らしている。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム