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「米軍の北朝鮮爆撃は6月!(副島隆彦著)読書感想文(その10)」     

≪8.19アメリカ軍が北朝鮮を空爆!(2017.09.23)≫
そんなの聞いてない!と思う方も多いと思いますが、どうやら事実のようで、以下状況証拠を並べて検証してみる。
(8.19.1「米爆撃機が朝鮮半島で核爆弾投下訓練」(2017.05))
「北朝鮮「米爆撃機が朝鮮半島で核爆弾投下訓練」、中国は関係国に自制促す」recordchina 記事&画像もコピー
https://www.recordchina.co.jp/b177148-s0-c10-d0054.html
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『報道によると、グアムの空軍基地を飛び立った2機の米戦略爆撃機B1Bが(注;2017.05)1日正午ごろ、韓国東部海域の上空を飛行し、韓国空軍と合同演習を行った。これを受け、北朝鮮は、米爆撃機が北朝鮮の主要目標に対する核爆弾投下訓練を行ったとし、「この無謀な挑発行為は、朝鮮半島情勢を核戦争の瀬戸際まで追い詰める」と非難した。』
(8.19.2トランプ大統領、有名な「炎と怒り」発言(2017.08))
※「トランプ「炎と怒り」はトルーマンの原爆投下演説に似ている」ニューズウィーク(下の画像も記事からコピー)
『「北朝鮮にとって最善の策は、これ以上アメリカを脅さないことだ」とトランプは米ニュージャージー州にある自分のゴルフ場で記者団に語った。「彼(北朝鮮の金正恩党委員長)の脅しは常軌を逸している。北朝鮮は世界が目にしたことのないような炎と怒りに直面するだろう』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8178.php
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(8.19.3「米軍の対北先制攻撃準備完了!」米メディアが米軍の攻撃シナリオを一斉報道;2017.08.12)yahooニュース(コリアレポート編集長)
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170814-00074527/
待ってましたとばかりに、米メディアが攻撃シナリオを一斉報道、戦争ムードを煽る。
以下、記事から引用『トランプ大統領が(8月)11日に「北朝鮮が賢明でない行動をした場合、軍事的解決策が完全に出来ている。可能ではないと思っていることが起きるだろう。北朝鮮は気を確かに持って、我々の言うことに耳を貸すべきだ。そうでなければ、米国によって苦痛を強いられた一部国家(イラク)のような苦痛をなめることになるだろう」とツイートしたことでニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなど米メディア(12日付)は一斉に軍事専門家らのコメントを引用し、米国による対北軍事攻撃シナリオを伝えていた。』
『ニューヨーク・タイムズには対北攻撃のシナリオとして幾つかのオプションが挙げられていた。一つは、一回限りの軍事アクションで、トランプ大統領が命令を下せば、北朝鮮の20あるミサイル基地のうち一か所だけを選別し、戦略爆撃機「B-1B」で叩くオプションだ。しかし、専門家はこの方法は金正恩委員長を刺激し、北朝鮮軍が韓国や日本に向けた兵器を向けることのリスクを挙げていた。』
「NBCニュースがB1、北朝鮮へ先制攻撃の準備整う」と報道
「グアムの米戦略爆撃機、北朝鮮へ先制攻撃の準備整う 米NBCテレビ報道」Shara news Japan 画像も同記事よりコピー(2017.08.10)
https://snjpn.net/archives/27639
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以下、同記事より引用『米NBCテレビは9日、国防総省が北朝鮮に対する先制軍事攻撃の選択肢の一つとして、米空軍のB1戦略爆撃機による北朝鮮の弾道ミサイル発射基地などに対する精密爆撃を実行する準備を整えたと伝えた。トランプ大統領による命令があれば、いつでも実行できる状態にあるとしている。』
『複数の軍当局者がNBCに語ったところでは、空爆には米領グアムのアンダーセン空軍基地に配備されているB1爆撃機を使用。』
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『戦闘機による護衛と電子戦機や空中給油機の支援の下、北朝鮮国内にある約24カ所のミサイル基地や実験場、関連施設などを攻撃するとしている。』
『米空軍は5月末から今月8日にかけて、B1爆撃機をグアムから朝鮮半島上空などに飛ばす予行演習を計11回にわたって実施している。うち数回は航空自衛隊と韓国空軍の戦闘機がB1を護衛する共同訓練を行った。』
『B1爆撃機は、爆弾や射程千キロ以上の長距離空対地ミサイル(JASSM-ER)などの通常兵器を最大約60トン搭載することができる。グアムには現在、6機のB1が配備されている。』
「NYタイムズ「米、対北朝鮮ミサイル防衛にサイバー兵器使用か」」(2017.11.18)sputniknews画像もコピー
https://jp.sputniknews.com/politics/201711184289194/
「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)によるミサイル攻撃を防止するため、サイバー兵器や武装した無人航空機を使用することを米トランプ政権が検討しているとニューヨークタイムズ紙が報じた。」「ニューヨークタイムズ紙によると、北朝鮮の脅威に対抗するため40億ドルを拠出するよう、先週トランプ政権が米議会に要請した。議会は既に、ミサイル防衛局に対する80億ドルの拠出を承認している。」「また、ミサイルが発射される前にその管制システムに介入するため、米国はサイバー兵器を使用する用意があるという。さらに、ミサイルを発射直後に撃ち落とすため、無人航空機や戦闘機が使用される可能性もあるとしている。」「ただ同紙は、どちらの案も未だ「実験段階」の域を出ていないと強調している。」
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(8.19.4中国がすかさず「中国は中立保つべき、北朝鮮が米国に先制攻撃の場合=環球時報」(2017.08.11))
https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-china-media-idJPKBN1AR0HP
『[北京11日ロイター] - 中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、北朝鮮が先に米国に向けてミサイルを発射すれば、中国は中立を保つべきとの見解を明らかにした。その一方で北朝鮮の体制転換を狙って米国が先制攻撃を仕掛けた場合は、中国は介入すべきと主張した。』
この記事はきわめて重要。中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報の報道なので、中国の公式表明と言っていい内容。そしてここでいきなり、本稿の結論が出てしまった!この記事が見つかって、助かった!!
アメリカの空爆準備態勢が整った段階で、すかさず中国がクギを刺す。「北朝鮮の体制転換を狙って米国が先制攻撃を仕掛けた場合は、中国は介入すべき」としており、国際金融資本側が仕掛けようとしている、金正恩の首のすげ替え=体制転換を目的とした空爆の動きには、中国はそれを阻止すべく介入すべき、としている。
今まで金正男の件も含め、国際金融資本と連携した方が、アメリカに対抗して甘い汁を吸えるのでは等の下心も見え隠れし、何となく煮え切らない部分のあった中国が、いよいよここに来て旗色を鮮明に打ち出した、
この段階(2017.08)ではすでに、北京政府(習近平)側は、北朝鮮の体制変更(首のすげ替え)を望んでいないことが明らかになった。
また合わせて、「北朝鮮が先に米国に向けてミサイルを発射すれば、中国は中立を保つべき」としており、戦争も望んでいないことがわかる。
ということはこの時点で、副島氏の主張した、北朝鮮の体制変更を目的とした戦争は、アメリカも中国も、そしてこの3国で軍事的にはすでに連携しているロシアも、望んでいないことになり、この中国の表明は、金正恩体制の変更をもくろむ国際金融資本側にしてみれば、決定的な痛手となった。
またこの解釈の裏を返せば、金正恩の背後に潜み、国際金融資本の意を受けてロケット発射を続ける勢力(=瀋陽軍の背後に潜む勢力と同じ、共通の敵(6.12.2参照))を威嚇し、黙らせるのが目的の限定空爆ならば容認するとの解釈でいい?
(8.19.5「今世紀、最も北に」B1爆撃機、北朝鮮東方沖飛行(2017.09.23))毎日新聞記事、画像もコピー
https://mainichi.jp/articles/20170925/k00/00m/030/045000c
『「米国防総省報道官「あらゆる軍事力を使う用意できている」
【ワシントン会川晴之】米国防総省のホワイト報道官は23日、米領グアムに配備されているB1戦略爆撃機が北朝鮮東方沖の国際空域を飛行したと発表した。発表は、南北の休戦ラインである非武装地帯から「今世紀では最も北の空域を飛行した」としており、「米国本土と同盟国を防衛するため、あらゆる軍事力を使う用意ができている」と北朝鮮を強くけん制した。』
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以下、ロイターの記事(reuters)
https://jp.reuters.com/article/nk-us-bombers-idJPKCN1C208V
『「焦点:北朝鮮の旧式な対空装備、米爆撃機の撃墜は困難か」
[ソウル/ワシントン 26日 ロイター] - 北朝鮮は朝鮮半島周辺を飛行する米爆撃機を撃墜すると威嚇している。ただ軍事専門家によると、大半の対空装備が冷戦時代の旧式なシステムであることを考えれば、強気の言い回しとは裏腹に実行は難しそうだ。』
『過去1週間で、米朝の言葉の応酬はどんどん激しさを増している。トランプ大統領が北朝鮮が米国と同盟国を脅かし続けるなら「破壊する」と発言すると、北朝鮮側は「宣戦布告だ」と切り返し、領空外であっても米爆撃機を撃墜することも含めた自衛手段を行使する権利があると主張した。』
『23日には米空軍のB1戦略爆撃機が、F15戦闘機に直援されて北朝鮮東方を飛行。国防総省の説明では、今世紀に入って非武装地帯の最も北側を飛んだ。』
『米シンクタンク、ランド研究所の軍事専門家ブルース・ベネット氏は、超音速のB1爆撃機は精密な電子技術を駆使した反撃能力を持つ上に、通常は4機のF15戦闘機が援護につき、このF15は、古いタイプの北朝鮮のどの戦闘機にも勝てる公算が大きいと指摘した。』
「北朝鮮が北上した米戦略爆撃機「B-1B」を迎撃できなかった謎」yahooニュース(コリアレポート編集長)画像も同記事から。
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170929-00076328/
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(8.19.6「北朝鮮 6回目の核実験後に大規模崩落 200人死亡か」テレ朝がスクープ!)
2017.10.31報じたこのニュース、これってテレビ朝日の世界的なスクープだったのでしょうか!?(不明)以下、同記事&画像のコピー
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『北朝鮮が先月に6回目の核実験を強行した後、実験場の地下坑道で大規模な崩落事故が起き、200人余りが死亡した可能性があることが分かりました。』
『北朝鮮消息筋によりますと、先月(9月)10日ごろ、北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)の核実験場で、地下坑道を造る工事中に崩落事故が起きました。作業員約100人が巻き込まれ、さらに救助中にも崩落が発生し、合わせて200人余りが死亡した可能性があるということです。先月3日に実施された6回目の核実験の爆発で地盤が緩んだことが原因とみられます。韓国の気象庁は「核実験場がある山の下に60メートルから100メートルの空洞ができているとみられる」という見方を示し、今後、核実験をした場合、放射性物質が漏れ出す可能性があると指摘しています。』
スプートニクも後追いで!テレ朝の報道を追認しています。
https://jp.sputniknews.com/incidents/201710314236619/
『北朝鮮が6回目の核実験を実施したあと、同国の実験場の地下坑道で崩落事故が発生し、少なくとも200人が死亡した可能性がある。テレ朝newsが伝えた。』
その後・・・
『北朝鮮の6回目の実験は核実験場を使用不可能にした 放射能漏れの可能性も』スプートニク(2018.04.26)画像もコピー
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『北朝鮮北東部の咸鏡北道吉州郡の豊渓里核実験場は、昨年9月に行われた6回目の核実験後、使用できない状態にある可能性がある。サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が、中国の研究機関の情報を引用して報じた。』
https://jp.sputniknews.com/asia/201804264821772/?utm_source=https://t.co/g3z8dMF6CX&utm_medium=short_url&utm_content=hvaE&utm_campaign=URL_shortening
さらに・・・
『北朝鮮が爆発の様子公開 核実験場「破壊」と」BBCニュース(2018.05.24)
「ドナルド・トランプ米大統領が、6月に予定されていた米朝首脳会談の中止を24日に発表する数時間前、北朝鮮は北東部プンゲリ(豊渓里)にある国内唯一の核実験場で坑道を爆破したと発表していた。現地入りしていた米英韓中ロ5カ国の外国メディアが、大きな爆発を見たと伝えた。ただし実験場は昨年9月の核実験で一部崩落し、すでに使えなくなっていたとも言われていた。』
「金正恩が核実験を凍結すると宣言した理由とは」ブログ「日本や世界や宇宙の動向」より
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52025606.html
『昨年秋に金正恩が行った核実験による核爆発で施設を破壊しただけでなく山に大きな穴を開けてしまったそうです。また放射線物質が大量に周辺国に飛散しているそうです。
経済制裁に苦しむ北朝鮮は自慢の核実験施設まで失ってしまい(自業自得ですが)、今のところは核実験ができない状態です。だから、金正恩は、核実験は凍結!と宣言したのでしょう。しかし本当は核実験を凍結するのではなく「今のところできなくなってしまった!」なのです。(以下略)』
一方当時日本の一般メディアでは・・・
「北朝鮮の核実験場爆破に専門家が指摘「予想通り入り口だけ」」livedoorニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/14769876/
『北朝鮮の核実験場の爆破映像に対し、専門家が指摘をしている。「入り口しか爆破しないだろうなっていうのは予想していました」と専門家。「1カ月とかそこいらで掘り直せば済む話」だと語った』
参考までに、下記の図を。
「【図解・国際】北朝鮮・豊渓里の核実験場(2017年9月)」時事ドットコムニュース 図は同記事よりコピー
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_northkorea20170903j-05-w440
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(8.19.7「北朝鮮で地震を観測(2017.09.23))
2017.09.23(米軍の)北朝鮮で地震が発生。米軍のB1等が「今世紀で最も北の空域を飛行した」同じ日であった。
「Earthquake In North Korea Sets Off Alarm And Speculation」NPR 画像も同記事よりコピー。eptember 23, 20171:40 PM ET
https://www.npr.org/sections/thetwo-way/2017/09/23/553127805/earthquake-in-north-korea-sets-off-alarm-and-speculation
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(China Xinhua News @XHNews)
(8.19.8 米軍は2017.09.23に北朝鮮の核実験場に空爆(核攻撃?)を行っていた!)
ここで今までの情報をまとめます。
(2018.08.08)トランプ、これまででもっとも強い“炎と怒り”発言。
(2018.08.11)中国「北朝鮮の体制変更をもくろむ空爆でなければ容認(?)」
(2018.08.11)「トランプ大統領がツイッターで「軍事的解決の準備万全」と発言。」※➊
(2017.08.12)「上記を受けて米メディアが米軍の攻撃シナリオを一斉報道」(8.20.1)
(2017.09.23)「米軍B1他、今世紀で最も北の空域を飛行」
(2017.09.23)「北朝鮮で地震が発生」
(2017.10.31)「6回目の核実験後に大規模崩落 200人死亡か」とテレ朝がスクープ。
※➊「トランプ大統領がツイッターで「軍事的解決の準備万全」と発言。北朝鮮との戦争が始まる?」
https://matomame.jp/user/ELI_AYASE/5f28baad899248d821c8
以上のような状況証拠から、自分はここでもBF情報を信じたいと思います。
元々9月23日の北朝鮮内の飛行という新聞報道に、何か“違和感”を持った人も多かったと思います。以下のように(ベンジャミン・フルフォード英語版;2017.10.02)2017.10.2という早い段階から、空爆(BF情報では核爆弾を投下)を報じていました。以下抜粋します。
『NSA筋の情報によると、先週アメリカ空軍が北朝鮮の核実験場近くの山頂に核兵器を投下した。このところのミサイル挑発を止めろという警告だったそうだ。これは世界のメディアでは、アメリカの爆撃機が非武装地帯において、21世紀になってから最も北端を飛行したと報道されるだけだった。』
『この飛行の後、北朝鮮が最近水素爆弾をテストした地点の近くでマグニチュード3.5の地震があったと報じられた。矛盾したメディアの報道は、この地震を自然由来としたり、核爆発の結果だと言ったりしている。どちらにせよ、北朝鮮はこの事件以降、新たな核実験の話を声高に唱えることはしていない。』
『ドナルド・トランプ米大統領は以下のツイートで、この攻撃【が行われたこと】を示唆しているようにも見える:「我々の素晴らしき国務長官レックス・ティラーソンには、小さなロケット野郎【※金正恩のこと】との交渉を模索するなぞ時間の無駄だと伝えておいた……余計な労力を使うな、レックス。我々はすべきことをするだけだ! この25年間、ロケット野郎に愛想を振りまいたところで上手く行った試しなどなかった。何故今になって上手く行くと言えるのだ? クリントンも失敗したし、ブッシュも失敗したし、オバマだって失敗した。私は失敗するものか』(下図も同記事からコピー)
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この10月2日の記事を後日談も含めてさらによくまとめたものとして、なんと「平成日本「都市伝説」大全(宝島社;2018.01.26)という暴露本に、詳細が書いてありました。自分はその前の暴露本は買ったのですが、これは買わなかったです(この手の本は表紙だけ見ているとみんな同じように見えるので買いそびれてしまう?)。
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「aoiwasi-k135」さんのブログに詳しく正確に内容が書かれているので、それをコピーさせていただき、超手抜きでこの項のまとめとします!
https://ameblo.jp/aoiwasi-k135/entry-12352137171.html
(8.19.8 対北朝鮮“空爆”の項まとめ)
『(2018年2月9日)都市伝説というのは、出所不明の「怪文書」やネットに出回る怪しげな情報群などを言うそうです。そして都市伝説と呼ばれる所以は、真実が確認されていないが、あたかも真実のように語られる話ということになるでしょうか。今回は、そんな都市伝説の一つを取り上げたいと思います。本の題名はずばり、『平成日本「都市伝説」大全』(宝島社)です。』
『この中で私は、ベンジャミン・フルフォード氏の北朝鮮に関わる話題を面白く読みました。
フルフォード氏によると、北朝鮮の核ミサイル問題は、2017年9月の時点で終わっているというのです。今年の春にアメリカは北朝鮮を武力攻撃するという副島隆彦氏の主張の一方で、「すでに終わった」という話は新鮮でした。』
『では去年の9月に北朝鮮で何があったのでしょうか。一つは、アメリカの戦略爆撃機「B-1B」2機と、それを護衛する戦闘機「F-15C」など合わせて7機が北朝鮮の領空に侵入したにもかかわらず、北朝鮮が何の反応も示さなかった出来事がありました。
北朝鮮がなぜ、「B-1B」を迎撃しようとしなかったのは謎とされています。』
https://news.yahoo.co.jp/byline/pyonjiniru/20170929-00076328/
『もう一つは、北朝鮮で6回目の核実験後に大規模崩落が起こり、200人が死亡したとされる出来事がありました。』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000113459.html
『この2つの出来事を踏まえて、以下のフルフォード氏の記事を読んでみて下さい。』
<『平成日本「都市伝説」大全』、p32~p35から抜粋開始>・・・
『北朝鮮の核ミサイル問題は2017年9月の時点で終わっている』
『すでに北朝鮮の核問題は終わっている。じつは2017年9月中旬、アメリカによる攻撃で片がついていたのだ。その証拠を日本のテレビ局が報じている。「北朝鮮6回目の核実験後に大規模崩落200人死亡か」(テレ朝 news・17年10月31日付)である。』
『ニュースでは、6回目の核実験ら1週間後の9月10日頃、豊渓里(プンゲリ)という核実験場の地下坑道で大規模崩落が起こり、多数の死傷が出たというものである。』
『ペンタゴン筋からの情報によれば「米軍爆撃機」による攻撃と断言していた。その証拠となるのが米軍最高の戦略撃機である「B-1B]2機である。じつは9月223日、グアムのアンダーセン空軍基地から半島に向けて飛び立ち、北朝鮮の軍事境界線を突破して近辺を飛行しているのだ。先の情報筋によれば、この前後、B-1Bは、そのまま北朝鮮領空に入って各施設近辺に威嚇の爆撃をしたというのである。事実、この日(9月23日)、この近辺で2度にわたる地震が計測されている。1度目は米軍の爆撃、2度目はそれにともなう大規模崩落であったと考えられる。中国の地震局は、即座に「爆発よるもの」と発表しているのがなによりの証拠だろう。この9月23日の被害を、あえて「9月10日」と変えて日本のメディアにリークした。日本のメディアも9月10日なのか、23日なのか、北朝鮮で裏付けは取れない。だからこそ1カ月が過ぎた10月31日の報道になったのである。』
『北朝鮮が核ミサイルを騒ぎ立ててきたのは、米軍との交渉のためだ。それに対してアメリカの返答は「威嚇爆撃」。これ以上、騒げば本気で叩き潰す、だ。ゆえに、この攻撃で北朝鮮の核攻撃能力は封じられた。核ミサイルの「危機」は、17年9月の時点で終わっていたわけだ。(後略)』
テレ朝のスクープは、後のアリバイ(偽装)工作のため、アメリカか北朝鮮からリークされた特ダネだったようで、被害の出た日付けが実際とは違っていたようです。
北朝鮮がこの空爆に手も足も出なかった背景には、副島氏が既述の2(く)で掲げたようなEMP爆弾や、前掲の「NYタイムズ「米、対北朝鮮ミサイル防衛にサイバー兵器使用か?の記事に書かれているような、北朝鮮の攻撃力を無力化させる、何らかのハイテク兵器も併用された可能性が高いです。
この米軍との、圧倒的な軍事力の差を見せつけられた北朝鮮は、反金正恩側も含め、少なくともアメリカと事を構えるのは得策ではないと、十分悟ったと思われます。以後、ミサイル発射は途絶えた。
なお、この米軍による北朝鮮空爆は、中国、ロシアには事前通告があったものと思われる。
しかし改めて思えば、この8項をここまで書き上げるうえで、一番役に立ったのはなんとこの暴露本(自分は買いそびれたので伝聞だけれど)の情報と、同じく宝島社の図解版「世界の黒幕タブー大図鑑」でした!
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あとはほとんどは、ネットの情報です。いかにいま世界の大手マスメディアの流すニュースが本当は役に立たないかをものがたります。
(余談:攻撃は核攻撃でなく、バンカーバスター爆弾だった?)
「米B-1B「ランサー」が核攻撃不可なワケ」乗りものニュースより、文と画像コピー
https://trafficnews.jp/post/78547
『B-1Bはもともと、高度数十mの超低空を音速に近い速度で侵攻し、核攻撃を行う目的で開発されました。しかしながらアメリカとロシアのあいだで、核弾頭と運搬手段の保有数に制限を設ける「戦略兵器削減条約(START)」が結ばれたことによって事情が変化します。(中略)B-1Bは新戦略兵器削減条約における運搬手段に該当する機種でしたが、米露両国はB-1Bから核搭載能力の封印を条件に、条約の制限外と見なすことで合意しています。(中略)B-1Bの核搭載能力封印は、機体に対して核兵器を物理的に搭載不可能とすること、また核兵器に対して発射信号を伝達することを不可能とする、という2段階の改修によって達成されています。』
BF氏の第一報では、「核爆弾投下」としていたが、これは「バンカーバスター爆弾」だった?(元々その予定だったはず。)ロシアにも事前通告しているはずなので、後者だった?
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不明ですが、話は続きます。
≪8.20トランプ、金正恩の第1回米朝会談(2017年11月7日?)≫
これもさらに、ウソをつけ!と言われそうですが、状況証拠からどうも本当そうです。これも史実に反する?空爆の効果で北朝鮮も事態の収拾に動く。
(8.20.1事前調整)
「フルフォードレポート英語版(10/17)」「嗚呼、悲しいではないか」ブログより
http://jicchoku.blog.fc2.com/blog-entry-202.html
『先週(2017.10.08~14)、二人の日本の上級政治家が、トランプが11月にアジアを訪問する時に、ドナルドトランプと北朝鮮独裁者の金正雲との首脳会談を交渉するために北朝鮮へ秘密の訪問をしたと、日本皇室家族に近い情報筋は言う。』
(8.20.2 トランプアジア歴訪)
「トランプ氏のアジア歴訪、注目すれば当惑」BBC(NEWSJAPAN)画像もコピー
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-41967168
『ドナルド・トランプ米大統領はまず、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏を侮辱した。そしてその数時間後、将来的には友人になりたいと発言した。』
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「トランプ氏、金正恩氏を「チビでデブ」となぜ自分を「年寄り」呼ばわり」BBC(NEWSJAPAN)画像もコピー
https://www.bbc.com/japanese/41964647
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「Why would Kim Jong-un insult me by calling me "old," when I would NEVER call him "short and fat?" Oh well, I try so hard to be his friend - and maybe someday that will happen!」
『北朝鮮外務省は11日、トランプ氏のアジア歴訪を「戦争屋の訪問」と非難し、今年夏に続いてトランプ氏を「老いぼれ」と罵倒した。これを受けてトランプ氏は、悪口を言われた側の立場から受身的ながらも攻撃的に反応。自分なら絶対に北朝鮮の金氏を「チビでデブ」などとは呼ばないのにとツイートしていた。』
(8.20.2 Qアノンとは?)
ここでわき道に逸れて、トランプ情報をフォローしている人には欠かせない内部情報提供者の“Qアノン”についての説明を。
「アメリカで匿名の情報機関関係者「Q Anon」が発する「Qアノン情報」とは? リークから見える北朝鮮の真実」ブログ(零感雑記帳2)
http://ocaltpon.blog.fc2.com/blog-entry-484.html
Qアノン(Q)について、高島康司氏の著作(注;㉕)から要約すると、「Qアノンは、日本でいえば2チャンネルのようなオタク系掲示板で「4Chan」といわれるものがあり、ここの政治板に投稿している人物のニックネーム。このQアノンはトランプ政権の内部関係者としか思われないとのことで、米エネルギー省の国家最高機密アクセス権限であるQクリアランスを持つという意味で、Qアノンと呼ばれるようになったそうだ。そして今アメリカのネットユーザーの間で、このQアノンからの、大きな出来事をあらかじめ予告するかのごとく、謎めいた、情報提供が大評判になっている。」
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(8.20.2.1Qアノン情報その1;ラスベガス乱射事件はゴッドファーザーⅢ)
BF氏情報で、Qアノンは(8.11)ラスベガス乱射事件は、映画ゴッドファーザーⅢに注目しろと言っているそう。
⇒Wikipediaによるとそのあらすじに、「アトランティック・シティのカジノホテル「パラッツォ・アズーリ」のペントハウスで行われた友好ファミリーの幹部会の最中に、ジョーイ・ザザの手下がヘリコプターを使い襲撃する。」という場面がある。
トランプとサウジアラビアのサルマン皇太子がラスベガスのホテルで会談中に、旧勢力側の仕立てた民間軍事会社G4Sのヘリコプターから乱射攻撃を受けたようだ。(8.11)
(8.20.2.2Qアノン情報その2;金正恩は役者に過ぎない)
『北朝鮮を動かしているのは金(正恩)ではない。彼は役者に過ぎない(6.1.2,6.1.3項)。では、誰が監督なのだ?真実はとんでもないものだ。米国民は暴動、反乱を起こし、拒絶することだろう』
『北朝鮮は、キム・ジョンウンが統治しているわけではない。CIAのあるセクションが作った国家だ。』(6項冒頭(Ⅰ)及び、6.3項)
⇒本稿で一貫して主張してきたとおり、やはり北朝鮮はアメリカ側(旧勢力の、ネオコン、国際金融資本)が主体で操っていたと暴露している。
(8.20.3 トランプのツィート及びQアノンからのヒントを元に北朝鮮訪問を解明!)
超マニアックな世界ですが、自分は全くマニアック系でないので、詳しくは下記のブログを見てください。「地球ニュース:アジア来訪動画の謎 その1」の下の方の、「飛行機からの眺め」以下をご覧ください。(本稿でいつもお世話になっている!シャンティ・フーラさんです。画像もコピーさせていただきました。詳しくは直接ご覧ください。)
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=145280
― 以下、省略して貼っておきます -
『(1)11月15日に4チャンの匿名軍団の一人がこちらのスレで「トランプのツイートの、誰か動画の中でこれ見た奴いる?」と投稿。例の「ありがとう、アジア」と米国に帰国して数時間後にアップした動画。0:36~0:37秒のところを見る。ただ単に飛行機の窓からの眺めだと普通は思うところ。』
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『(2)そこにQ(アノン)が僅か数分後にこんな反応を示す。「下に何がある?」
(3)普通、窓の景色しか見えないが、そこは4チャン調査団、マニアックに早速分析!
(4)それで結局、今回のトランプ大統領のアジア歴訪の間に、北朝鮮の地を訪れていたことを推定してしまった!』(アメリカ人、おそるべし。)
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(8.20.4トランプ北朝鮮訪問、金正恩と第一回首脳会談(2017.11.07?))
BF氏2018.03.12レポートより『ペンタゴンの情報筋によると、昨年11月、両首脳は昨年すでに秘密裏に会った。この公表は、これらのアジアの秘密協会の情報筋によると、朝鮮半島の統一のための全体的な取り組みが達成されたことを意味する。』
BF氏2018.06.12レポートより『トランプは、昨年11月に南北朝鮮の協会のパンジュモン平和村で秘密裏に会った時に、この情報を金氏から与えられたと、張氏は主張する。国防総省情報筋は、この著者に金とトランプはそのときに秘密裏に会ったと事前に話していた。』
⇒会談場所は機井洞(旧・板門郡平和里)?(wikipediaより。画像もコピー「軍事境界線を中心に設定された幅4キロメートルの無人地帯・DMZ(非武装中立地帯)内に残された、ただ2つの村のうちの1つ。北では「平和村」と呼ばれるが、南では「宣伝村」と呼ばれている。」
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「事前11月7日に事前にトランプと金正恩は会っていた。_【ベンジャミンフルフォードほか】[生] 陰謀論者達が語る米朝首脳会談の裏!!20180611」
⇒会談日は2017年11月7日のようである。
会談では、トランプの有名な?ツイート、「ありがとう、アジア!」からすると、両首脳の第1回会談は、成功裏に終わったようだ。
会談の内容は、上記(8.6.1.2)のアメリカ政府より提示された条件=北朝鮮が核・ミサイル開発を放棄すれば「四つのノー」を保証する。(1)体制転換を求めない(2)金政権崩壊を求めない(3)朝鮮半島再統一を急がない(4)朝鮮半島を南北に分ける北緯38度線を越えて米軍が北朝鮮側に侵攻しない-という条件(“パキスタン・モデル”)を受け入れることの確認と、朝鮮戦争を終結させて平和裏に南北統一を達成するため、北朝鮮内に巣食うCIA、ネオコン、国際金融資本等旧勢力の排除を、アメリカ軍以下新勢力の協力で行うこと、公式な米朝会談の前に、今までの非礼を詫びに習近平に頭を下げに行くこと?等々を確認したものと思われる。
≪8.21第二回米中首脳会談(2017.11.09~)≫
「トランプ、北朝鮮問題で習近平に協力要請 貿易赤字は多額の商談で不問に」ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8872.php
北朝鮮問題についても、上記トランプ、金正恩会談の中身と、“御し難い”瀋陽軍対策、さらには南北統一(和平成立)後の東アジアにおける米軍の役割(38度線の南側に軍隊としてでなく、平和維持軍?としてしばらく駐留)等につき、話し合われたものと思われる。
≪8.22プーチン大統領も金正恩体制継続で合意(2018.01.19)≫
「プーチン氏「金正恩氏、朝鮮半島でゲームに勝利」(2018.01.12)」スプートニクニュース 画像もコピー
https://jp.sputniknews.com/asia/201801124463089/
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『ロシアのプーチン大統領は、現時点での朝鮮半島を巡る情勢について、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「ゲームに勝った」としたうえで、金氏が情勢の緊張緩和に関心を持っているとの見方を示した。』
『(中略)またプーチン氏は、現在金氏が「情勢を浄化し、緩和し、沈静化させる」ことに関心を持っているとして、「金氏は全くしっかりとした、既にれっきとした熟練政治家だ」とも述べた。』
トランプ大統領とプーチン大統領は相性も良く、同じ新勢力側で考え方も最も近い首脳同士。プーチンもここで北朝鮮にリップサービスしておきたい思惑もちらつく。
≪8.23北朝鮮、3月の政変?≫
「初の米朝首脳会談、5月までに実現へ:識者はこうみる」ロイター(reuters経由)
https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-idJPKCN1GL0C1
同記事より引用「[3月9日 ロイター]
『トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の要請に応じ、5月までに史上初の米朝首脳会談を実施する意向だと、訪米中の韓国特使が8日明らかにした。』
金正恩体制で南北朝鮮の平和的な統合を目指すと決めたアメリカ軍&国防省系CIA&トランプ大統領が、2017.09.23の空爆~11.07の米朝首脳会談という秘密裏に行った一連の仕掛けで、北朝鮮問題の主導権を握った。中国(習近平主席)とロシア(プーチン大統領)の“新ヤルタ体制”の下での協力で、北朝鮮を長年背後からコントロールしてきた、アメリカ国内のネオコン派、国務省系CIA及び国際金融資本勢力(旧勢力)の影響力排除と、そのカウンターパートである北朝鮮内に巣食う、金正恩を制約してきた勢力を、2018.03にようやく屈服させた結果、ようやく“公式の”米朝首脳会談開催までこぎ着ける準備を整えた。
同様に北朝鮮への影響力を強めてきた、中国の瀋陽軍&江沢民派への米中共同での攻撃(関連(6.12)(8.2.5)(8.18)等)も、並行して行われてきたことも間違いない。
以下、Qアノンの内部情報をもとにした、TOCANAの記事がまとまっているので引用する。
http://tocana.jp/i/2018/06/post_17179_entry.html
『米トランプ大統領が金正恩からの首脳会談の要請を受け入れたのが今年3月8日。この時点ではまだ具体的な開催日時などは公にされていなかったが、Q Anonは米朝会談が開催される何カ月も前から米国時間6月11日(現地時間6月12日)に大きなイベントが起こると予言していたのだ。』
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(上記画像は「Reddit」より引用)
『2017年11月1日、Q Anonは北朝鮮の体制について驚愕の発言をしている。北朝鮮を動かしているのは金(正恩)ではない。彼は役者に過ぎない。(6.1.2、6.1.3項)では、誰が監督なのだ? 真実はとんでもないものだ。米国民は暴動、反乱を起こし、拒絶することだろう』
『北朝鮮を裏から操っている黒幕の存在を示唆している。米国民が怒り狂うということであるならば、何かしら米政府の関与があるということだろう。最有力候補はCIAであるが、Q Anonは明言していない。』(8.20.2.2項)
『また、今年3月8日、ちょうどトランプ大統領が米朝首脳会談の要請を引き受けたその日に、Q Anonはさらに意味深長な発言をしている。』
『金(正恩)、ありがとう。取引成立だ。道化はいなくなった。糸は切られた。我々が主導権を握った。次はイランだ』
『米国は北朝鮮との取引に応じ、米朝首脳会談開催を決定したと解釈できる。だが、道化とは誰のことだろうか? ネット上では様々な憶測が飛び交っているが、有力候補として挙がっているのはCIAだ。たとえば、ツイッターアカウント「American Descendant」は、次のように語っている。』
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(上記画像は「「Twitter」」より引用)
『我々は、金正恩と北朝鮮を握ってきたCIAの諜報員は静かに排除した。このことはニュースになることはない。だが、この写真を見てほしい。自由の身になった金正恩の満面の笑みだ。後ろのチェーンが断ち切られている。象徴的だ』
『以前からトランプ政権は、CIAや高級官僚からなる闇の政府(ディープ・ステート)と政治的闘争状態にあると言われてきた。Q Anonがトランプ政権内部の人間だとすれば、闇政府の一角を成すCIAを排除したというストーリーも理解ができる。そして、北朝鮮の主導権を握った“我々”とはトランプ大統領をはじめとした米政権のことを指すのだろう。米朝首脳会談の裏でいったいどんな政治交渉があったかは定かではないが、役者だった金正恩が表舞台に出てくるきっかけを誰かが作ったと考えられる。(後略)』
「北朝鮮、軍トップ3人交代か 米朝首脳会談前に「異例」の人事」AFPニュース(画像もコピー)
http://www.afpbb.com/articles/-/3177150
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≪8.24中国、北朝鮮“電撃”首脳会談(2018.03.26~28)≫
「習近平と金正恩 呉越同舟の親近感 恩讐を超えて熱烈歓迎」評論家 石平(正論)産経ニュース(画像も同記事より)中国研究で定評ある石平氏による論評を一部引用する。
https://www.sankei.com/column/news/180519/clm1805190001-n1.html
記事から引用。『(前略)どうやら習主席は、この初対面(のはずの)外国首脳に多大な好感をよせ、金委員長に対する個人的感情は至って良いものである。以前は日本の安倍晋三首相と初会談したとき、習主席が苦虫を噛みつぶしたような表情であったことが話題となったが、そのことからも分かるように、習主席という指導者は時には外交上の儀礼や打算に構わずに、個人的な好き嫌いを赤裸々に顔に出してしまう習性がある。金委員長に対する彼の歓迎ぶりはどうやら本物であって、習主席はやはり、金委員長とは意気投合していて彼のことが好きなのである。』
『この数年間、北朝鮮の金委員長がいくら暴走していても、時には中国のメンツを丸潰しにしていても、中国は決して北朝鮮のことを徹底的に追い詰めようとはしなかった。中国の北朝鮮に対するこのような甘い態度の背後には、冷徹な国際戦略上の計算がある一方、習主席個人の金委員長、あるいは北朝鮮に対する感情的要素もあるのであろう。同じ社会主義国家の独裁者としては、習主席は決して、北朝鮮の体制崩壊と金委員長の破滅をこの目で見たくないのである。』(後略)」
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金正恩は今までの不義理を詫びる事と、和平のための米朝首脳会談を行うことへの了承を得るために訪中し、習近平に頭を下げた。南北統一後の宗主国は名実ともに中国になるが、同時に38度線以南に平和軍のような形でアメリカ軍が当面駐留することへ了解を得ることもあっただろう。
しかし、金正恩はトランプの時もそうだが、その特殊な生い立ちゆえに?若いのに(逆に若いからか)、権力者の懐に飛び込み、信頼を得るのが得意のようである。そして正直(役者でも)、頭もよさそうだ。
≪8.25中国にとっての北朝鮮問題、まとめ≫
習近平主席にとっての北朝鮮問題を、前半は副島氏、BF氏、後半は田中宇氏的な見地も交えて、以下自分なりにまとめてみた。
北朝鮮問題は地政学的に見ても本来は、中国が宗主国として解決すべき問題であった。しかし今までみてきたように(6.3等)、北朝鮮は軍事面で長い間、アメリカのネオコンを中心とした国際金融資本(旧勢力)の強い影響下にあった。
そのため北朝鮮は、アメリカの次の世界覇権国を目指す中国向けの恐喝道具として、主にアメリカから与えられた核ミサイルの、その矛先を北京/上海に向ける(6.9)という、“ならず者国家”役を演じ続けてきた(さらには中国の属国化を防ぐ面もあった)。
またその対北朝鮮の窓口が、江沢民派の牙城であり、国際金融資本とも近い瀋陽軍で、北朝鮮とも民族的に結託したアンタッチャブルな存在なため、習近平にとっては内政上でも頭の痛い問題として立ちはだかってきた。
このように北京政府にとって、まことに“御し難い北朝鮮”(田中宇氏の言葉)であったが、世界覇権を目指す中国にとって当面なによりも大事な事は、“一つの中国”として経済成長を続け、国を豊かにするためのベースとなる、国(内政)の安定である。
ある時期、対北朝鮮問題を解決するため、(8.1)で述べたように、「斬首作戦か、宮中クーデター的な亡命」+「限定空爆」という案が主流だったことがあった。
確かに(副島氏の主張のように)対北朝鮮で有事を起し、米軍の協力を得て北朝鮮を徹底空爆し完全非核化し、合わせて江沢民派の瀋陽軍を進軍させることで軍の規律を正し、瀋陽軍を消耗させるという戦略も王道としてある。
また失敗に終わった張成沢によるクーデターのように、表立った戦争は行わず、北朝鮮の内政に手を突っ込み、中国主導で“宮中クーデター”を演出し、中国の属国化を防ぐため反抗的であった金正恩の首を、より従順な金正男親子に挿げ替える、という戦略もあっただろう
しかし戦争を行うための条件となる、肝心の瀋陽軍の掌握ができていないため(6.12.2等参照)、有事で大量に発生する北朝鮮からの大量の難民等に乗じて、江沢民一派に内乱を起される可能性も高い。
今の中国にとって、重要なことは、ようやく手に届きかけた、世界覇権国としての地位を確たるものにすることだ。アメリカの財政破綻は時間の問題だ。待てば転がり込んでくる。その間、隣国での動乱や国内の内乱はなによりも避けたい、これが本音だろう。
また戦争を伴わない“宮中クーデター”案も、国際金融資本&瀋陽軍の協力が必要となり、その傀儡政権とされてしまう可能性が高い。
それならば、アメリカの新勢力が提案する「4つのノー」(パキスタン・モデルでの;(8.6.1.2))をもとに、“公式”の米朝首脳会談を実現させて、金正恩体制を維持させて、共同声明を行い、アメリカのネオコン派の影響力を排除して核開発を諦めさせて、南北統一を前提にした和平を進めていくのがベターである。理由は、
・アメリカ(トランプ政権&軍)の協力を得て、この機会に北朝鮮におけるアメリカのネオコン派と、それと連携した瀋陽軍&江沢民一派の影響力を殺ぐことができる。
・北朝鮮軍部を操っていたアメリカのネオコン派(旧勢力)を排除することで、米国による北朝鮮攻撃のオプションは事実上消え、戦争の可能性がなくなる。中国国内の無用な混乱が避けられる。今後北朝鮮も核・ミサイル政策を進めにくくなる。
・トランプ政権の基本政策はアイソレーショニズムであり、南北朝鮮は基本的には中国+ロシアに任せたい姿勢だ。すでにトランプ大統領からは、米韓軍事演習中止や在韓米軍撤退を示唆する発言も出ている。
・米・中・露の、進化した“新ヤルタ体制”の枠組みのもとに、北朝鮮政策を進めることで、トランプ、習近平、プーチンによる今後の世界支配体制を推し進める具体例となる。
デメリットはあまりないが、強いて言えば、アメリカ(トランプ)主導で行う分、資源の分け前を多めに分配する必要がある?あるいは逼迫するアメリカ財政に対しての裏取引等がある?わかりませんが。
≪8.26アメリカ新勢力視点でみた、北朝鮮問題の流れ(再確認)≫
これも重複するが、今度は、新勢力を代表する、トランプ大統領とアメリカ軍の視点から、北朝鮮問題を、時系列的にまとめてみる。こうしてみると、アメリカ軍の行動はいたってロジカルなことがわかる。(7.7“新勢力”の理念“メリトクラシー”の影響?)
また大統領と軍の方向性はある時期(恐喝された時期)、すきま風も生じるが、大筋合致していたのでは、と思われる。
(2017.01~03)
国際金融資本等から提案のあった、「斬首作戦か、宮中クーデター的な亡命」+「限定空爆」まで行うかどうか、という提案(8.1)に対して、新勢力側は当初から消極的であったと思われる。理由は、国際金融資本が用意していた金正男の息子の「金漢卒」はそもそも替え玉と言われ(8.3.4)、国際金融資本の傀儡政権になってしまうためで、合わせて当時その動きに連携していた中国の影響力を強める結果ともなる。さらには38度線からあまりに近すぎるソウルが通常兵器で火の海になる恐れもある。(8.29.2)“マネイジド・ウォー”で終わる保証はない。アメリカの中間選挙前にそんなリスクはおかせない。
一方で、アメリカ軍と金正恩個人はすでに和解しており(8.6)、金正恩本人は、本来和平を望んでいることは確認がとれている。よりアメリカの影響力を残して解決をはかりたい。
(2017.04~08)
トランプ個人に対する恐喝(8.9)も一因し、旧勢力側の巻き返しに合う。一転旧勢力(グローバリスト)の推す、対外強硬路線に。シリア空爆を行い、国際金融(石油)資本の利益のために動く。対北朝鮮でも「アメリカはやるときは(空爆を)ヤル!」という姿勢を示す。
北朝鮮問題もムード一変でトランプ⇔金正恩は口先プロレスを演じ、北朝鮮内をコントロールする、旧勢力側のカウンターパートがミサイル発射を連発、マスメディアも斬首&空爆を煽り、一気に一触即発ムードに(8.5.1,8.5.3)。
ただトランプの本音は戦争に消極的で(8.29.1)、この“演技”は、有事のドルを演出する、“経済効果狙い”の面も強かったと思う。(8.10.1,8.10.2)。
(2017.05)
一方この時期アメリカ軍は並行して、北朝鮮問題の「落としどころ」として、「4つのノー」(8.6.1.2参照;核放棄、ミサイルはアメリカ本土まで届く長距離ミサイルはNGだが、中/短距離ミサイルまでなら黙認する“パキスタン・モデル”)で金正恩体制容認、朝鮮戦争終結とともに南北統一&和平を進めることを、中国、ロシアに打診する。
(2017.08)
金正恩の背後に潜み、ミサイル発射等挑発をして戦争を煽る、国際金融資本のカウンターパート相手に、有名な“炎と怒り”発言。マスメディア通じて戦闘準備完了をうたう。
一方中国(習近平)もこの段階で旗色鮮明となり、北朝鮮背後の旧勢力排除が目的の米軍による限定空爆までは容認(?)(8.19.1~2)
中国(習近平)に対してもダンフォード将軍の瀋陽軍訪問で圧力をかけ、旧勢力駆逐で共闘(6.12、8.18)。
(2018.09.23)
F15の護衛でB1が北朝鮮内を深く侵入、核の実験場への空爆をおこなう。(8.19)北朝鮮軍が対米軍で全く無力なことが露呈される。この圧力で、北朝鮮軍は実質的にアメリカ軍に対する戦闘意欲を失いミサイル発射で威嚇を続けていた軍部が、事実上屈服する。
(2017.05~)
トランプ個人への恐喝以降も、暗殺未遂(8.11)等、相変わらずアメリカ内の内戦が続くが、旧勢力側個人への芋ずる式の捜査で形勢を逆転させ、さらにCIA本部占拠(8.12)などで情報を押さえ、アメリカ内部にいる、北朝鮮をコントロールしている勢力にもダメージを与え、空爆の効果もあり、アメリカ主導での米朝首脳会談までこぎつける(2017.11.07)。
(2018.03~)
(8.24)の再録だが、北朝鮮を長年コントロールしてきた、アメリカ国内のネオコン派、国務省系CIA及び国際金融資本勢力(旧勢力)の影響力排除と、そのカウンターパートである北朝鮮内で金正恩を制約してきた勢力を、2018.03にようやく屈服させた結果(8.23)、ついに“公式の”米朝首脳会談開催までこぎ着ける準備を整えた。
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((2018.04.24 @umedam氏のツイッター、ボルドン氏は敢えて、敵役を演じた?)
(2018.06.12)
中国(8.21,8.24)、ロシア(8.22)への根回しも終えて、ようやく(第2回)目の、“公式な”米朝首脳会談開催にたどり着く。
「トランプ氏「会談は大成功する」正恩氏「過去乗り越え」」朝日新聞(画像もコピー)
https://www.asahi.com/articles/ASL6D2V11L6DUHBI00C.html
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「(トランプ大統領)(会談が始まろうというこの瞬間に)本当にすばらしい気分でいます。私たちはこれからすばらしい議論をして、大いなる成功を収めるでしょう。この会談は大成功するのです。栄誉あることであり、私たちはすばらしい関係を築けると確信しています。」
「(金正恩国家主席)ここまで来るのはそれほど容易な道ではありませんでした。私たちには私たちの足を引っ張る過去があり、誤った偏見と慣行が時には私たちの目と耳をふさいでいましたが、私たちはすべてを乗り越えてここまで来ました。)」
「(トランプ大統領)その通りです。(2人で握手の後)皆さんありがとうございます。

プロフィール

マルプーのぼんちゃん

Author:マルプーのぼんちゃん
【ぼんちゃん】
推定年齢12歳(2020年6月現在)ぐらいの、オスのマルプー犬のぼんちゃん。年より若く見える。マルプーではちょっと稀な“キレカワ系”💛 性格は、おとなしくてやさしくて人懐っこくて庶民的?でも対犬ではかなり臆病。散歩だけはたくさん(1日1~3時間ぐらい)させてもらっている。選択の余地なく、毎日おっさんの面倒をみている。
【おっさん】
推定年齢60歳+のシガナイ初老の独身オヤジ。ひょんなことからぼんちゃんと2人で暮らすことになったが、おかげさまで日々シアワセに暮らしている。

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