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人民元が、金本位制移行へ準備中?(その1)

このブログの“政治・経済問題”の頁の目的は2つあり、一つはおっさんのボケ防止だがもう一つは、一説にリーマンショックの10倍ぐらいの衝撃で襲うともいう、単なる金融危機にとどまらず国家の財政破綻(=預金封鎖)を伴う、来るべき?世界大恐慌を、定年退職後の限られた貯えの中でいかに事前に備え、ダメージを少なくしてぼんちゃんと二人で何とか生き抜くかという、切実な課題の検討だ。行きがかり上係わった北朝鮮問題はもう終わりにして!今後は”本題”であるこの問題に絞り、書き込んでいきたい。
そこでその第1弾として、中国の人民元が現在、“金本位制通貨へ移行するための準備中であるという話題を。(画像は”阿修羅掲示板“「中国安徽省の銀行で行員が数える100元紙幣の束(2010年10月20日撮影、資料写真)。(c)AFP〔AFPBB News〕」より)
写真1
まずは先の読書感想文(「米軍の北朝鮮爆撃は6月!(その7)」)の、(7.10番外編)で紹介したフリーの国際情勢解説者、田中宇氏の「国際ニュース解説」の、下記の記事を再度抜粋し、この問題のおさらいしておく。(詳しくはオリジナルを確認ください。)

「米国の破綻は不可避」
http://tanakanews.com/180805japan.htm
『今後、米国の経済覇権の根幹にある債券金融システムがいずれ(前回の記事に書いたように2020-24年ごろか??)バブル崩壊し、それが米国覇権の終わりにつながると予測される。リーマン危機後にQEなどによって再膨張した米国中心の金融システムのバブル は巨大で、ひどい金融危機を起こさずに軟着陸することが不可能だ。米国の政府と金融界は、バブルを縮小する気が全くない(日本政府も)。バブルの危険性を無視して、どんどん膨張させている。政治的にも、トランプは、いずれバブル崩壊を引き起こして米国覇権の解体につなぐべく、高リスク投資に対する銀行規制を緩和し、バブルを意図的に膨張させている。米国のバブル崩壊はもはや回避不能であり、いずれ必ず起きる。この大きなバブル崩壊が起きると、世界経済の中心が、米国など先進諸国から中国などBRICS・新興市場諸国に転換する流れが一気に進む。 (最期までQEを続ける日本) ('Trump's Trade Wars Could Be Beneficial to BRICS' – IR Specialist)』
『BRICSは、今回のサミットで、この転換の準備を進めていく態勢づくりを加速することを決めた。BRICSは、加盟諸国間の貿易で使う通貨を、米ドルから、人民元など加盟諸国の5つの通貨に替えていく動きを続けている。いずれ米国が金融崩壊したら、従来の米ドルの貿易決済システムへの信用が低下し、各国が外貨備蓄を米国債の形で持つことも減る。戦後の世界経済の根幹が崩れる。BRICS、その後のことを考えている。 (To strengthen Brics, the bloc first has to improve trade and investment between its members)』
米国が金融崩壊すると、その後、ドルの究極のライバルである金地金が、富の備蓄や国際決済の手段として見直されるだろうが、金地金の国際的な価格管理の主役は、今年初め、それまでの米英金融界から、中国政府へと、ほとんど知られぬまま、交代している。国際金相場は現在、人民元の為替と連動している。人民元の為替は、金の価格にペッグしている。米国が中国の対米輸出品に高い関税をかける貿易戦争を仕掛けたのに対抗し、中国は、人民元の対ドル為替を意図的に下落(元安ドル高)させ、対米輸出品の価格を下げることで、関税の引き上げを穴埋めする策をとっているが、この元安の影響で、ドル建ての金相場が下落を続けている。 (金相場の引き下げ役を代行する中国) (金本位制の基軸通貨をめざす中国)』
『(中略)当面、米中貿易戦争の絡みで、人民元も金地金も安いままだろうが、いずれ米国がバブル崩壊するとともに、人民元と金地金の国際地位が上昇する。この上昇は、中国やBRICS、非米諸国の、国際政治における地位の上昇や、覇権の多極化につながる。いずれ米国のバブル崩壊とともに「金地金の取り付け騒ぎ」が起きるだろうが、その時、金の現物の国際管理権は、中国が握っている。 (BRICS Gold: A new model for multilateral cooperation) (金地金の売り切れ)』
『米国の経済覇権の根幹にある債券金融システムがいずれバブル崩壊し、それが米国覇権の終わりになる。このとき、日銀のQE(量的緩和策)によって米金融システムをテコ入れしている日本は、米国のバブル崩壊によって大打撃を受ける。中国やBRICSは、米国の金融崩壊後に備え、ドルの使用を減らし、金地金を備蓄しており、きたるべき米金融崩壊から受ける打撃も少なくなる。

上記の田中宇さんが指摘を裏付けるように、現在、人民元の為替相場と金の価格を連動(金ベッグ)させているようです。この事実は、ベンジャミン・フルフォード氏も、最近発売されたDVDの「2018.FACT8」で同じように指摘しています。
ネットでも検索すれば、いくつかひっかかります。
「★米中関税戦争:人民元を金にペッグ!」ブログ“タマちゃんの暇つぶし”より(文章も引用)
https://ameblo.jp/tamaichi2/entry-12392327164.html
『~*今はいってきた情報:中国人民銀行は、価格操作で人民元を金にペッグさせ、金価格を下げることで人民元を対ドルで、トランプの対中関税に対抗しようとしています。人民銀行はまだ金価格を下げてくる見通しです。』
「人民元がゴールドにペッグしている??」“資本主義社会で生き残るために”ブログより(図も引用)
https://www.avocado-fes-thought.com/20180811_China_Gold.html
『2018/08/11 最近、人民元金ペッグ説が出てきた。中国人民銀行の先物操作によるものでは?とも言われているが、実際のところは不明。継続できるかも不明。一つ言えるのは、中国政府にとって、将来の金価格上昇は望ましい展開であること。』
チャート
(ドル建て金価格とドル元為替レートの推移を見ると、ここ1ヶ月ほど金価格と人民元が非常に高い正の相関で動いてきたことがわかります。)
「人民元の安値誘導が金価格に連動 中国は1オンス=8,300元を目標に、金本位通貨へのリハーサル中か?」“アナリスト工房”ブログより(文章も引用)
http://www2.analystkobo.com/fx/gstdwkcny
『(前略)やがて中国が正式に金本位制を導入した場合には、基軸制を失ったドルの価値が金と人民元へ移転し、対ドルの金価格と基軸制を獲得する元の価値は急伸する可能性が高い。そのとき、他の国々も英・米が兌換の基軸通貨国だった時代と同様に金本位制に踏み切ることを余儀なくされ、1971年以来の国際通貨体制は一変するでしょう。』
この重要な事実は、日本の財政破綻=預金封鎖の時の対策として、大いに参考になる話です。この話題は“その2”に続きます。(下記はいらすとや”さんより)
写真4

10/7追伸
「中国が極秘裏に描く「世界金融戦争の終盤戦略」~金買い増しと資金流出のウラ」 mag2の“マネーボイス”
https://www.mag2.com/p/money/8147
2016.03と少し古いが、「中国に詳しい、ゴールドセクターのアナリストのインタビュー記事を紹介する。※China’s Global Gold Strategy このインタビューの語り手はWillem Middelkoop氏で、解説では略称WMとしている。オランダではジャーナリストという肩書きもありますが、この人物が名を上げたのは、2008年の金融危機を正確に予測し、その見識を生かして、貴金属鉱山の投資ファンドを立ち上げたとのこと。また、中国のゴールド投資戦略を描いた著作でも有名になったそうです。」という記事を紹介する(文も一部引用。画像も同記事よりコピー)
『質問:中国が、ニューヨークとロンドンの金保管庫を買い取りましたね。』
『WM:中国はゴールドがさらに重要視されるような次の段階(重大危機で没収するような事態)に備えているのは明らか。16B$程度の資金規模のゴールド投資基金も創設し、これで、新シルクロード周辺国(ユーラシア圏)の金鉱山に開発探査資金を貸し出すのだ。
金先物市場を創設すれば、次に現物引渡しのための決済システムが必要であり、そうなると現物地金の保管庫が、世界各地で必要となる。金保管庫を所有管理すれば、現物決済システム管理ができるゆえに、保管庫こそが金価格を決定する金先物取引の必要条件になるのだ。
先物市場は紙証文取引だが、それでも裏付けの現物が必要であり、それで保管庫が必要なのだ。保管庫の鍵を保有していなければ、保管庫内に実際に現物があるのかどうかも分からないではないか。それで中国はニューヨークのJ.P.Morgan金保管庫を買い取り、ロンドンのドイツ銀行の金保管庫を買い取ったのだ。』
習
『質問:中国にとっての「終盤戦」とは、どのようなものになるのでしょう?』
『WM:中国の計画は、最終的には金融システムの中でゴールドが最重要な役割となるような道程までの長期的なものだろう。金融システムの次の段階は、ゴールドがシステムの中で支配的な位置を占めるようなもので、それに備えている。そうなれば、金価格がさらに大きく上昇すると中国は考えていると思う。』
『以前James Rickards氏が語ったことだが、IMF内部では米欧中国で合意事項が存在し、それによると米国、ユーロ圏、中国は、それぞれの経済規模に応じての金準備を保有し、その合計量を3万トンにして、それをSDR(特別引き出し権)の準備バスケットにリンクさせるということだ。』
『中国は英国の王立国際研究所に、次世代の金融システムとはどのようなものか?という分析報告を依頼していたが、この分析では、ゴールドも次の金融システムに含まれるようになるとの報告となっている。中国が国際金融システムにゴールドの追加を望んでいるのは明白であり、それゆえ、未来のSDRはゴールドにリンクしたものになるだろう。
私が思うには、中国は米国やIMFと何らかの合意をしており、それには中国の金準備の一部を米国に預けたままにするだろうと想像している。』
『つまり中国が買い取ったニューヨーク金保管庫の中に預けたままにするのだ。この元J.P.Morgan金保管庫はJ.P.Morganの建物内に存在し、道を挟んでNY連銀ビルに隣接しており、そのNY連銀ビルの金保管庫はFort Knox基地を除くと世界最大の金地金を保管しているのだ。』
『質問:金地金を金融システム内で保管する利点は一体何なのでしょう?』
『WM:金融システム内で保管しておけば、金融システムの信認が保たれ、それでハイパー・インフレを防止できるからだ。』
『それにSDRの通貨バスケットの裏付けに使えるからだ。もし、1オンスのゴールドの公定価格を現在の42ドルから8400ドルに評価し直せば、世界中の中央銀行にとって大きな利益となる。特に米国財務省と連銀のバランスシートは健全な状態になるからだ。この公定価格の修正で、バランスシート上の金準備が11B$から一挙に2.2T$になる。混乱に対する容易な解決法は、この公的金価格の切り上げなのだ。』
この、『IMF内部では米欧中国で合意事項が存在し、それによると米国、ユーロ圏、中国は、それぞれの経済規模に応じての金準備を保有し、その合計量を3万トンにして、それをSDR(特別引き出し権)の準備バスケットにリンクさせる。』というのが重要だ。
さらに上記「★米中関税戦争:人民元を金にペッグ!」でリンクをはったブログ“タマちゃんの暇つぶし”の“タマちゃん”の、金の動向に関する意見をコピー。
http://1tamachan.blog31.fc2.com/blog-entry-16627.html#more
『現在すでに日本国内では、「金地金」を購入する際に、身分証明書やマイナンバーの提示を要求されます。海外の現地の卸業者でご購入いただく際には、そうした制約はありません。
さらには、日本国内で以前に購入されたり、ご親族から引き継がれた、購入価格や買付日が
不明なゴールド・バーやコイン、金の延べ棒なども、海外での売却が可能です。すぐに売却してしまう必要がない場合は、海外の「高級貸金庫」を、年間4万円~「金の価格」につきましては、現在、かなり安値に落ち込んでおり、買い付けのいいタイミングであると考えています。ただし、アメリカのトランプ政権も、米ドルの価値と威光を守るため、「金」を先物相場で激しく売り崩す、金価格の操作を続けています。これは、中国やロシア、他の新興諸国への攻撃という側面もあります。』
『いっぽうで、中国も、ロシアも、先進大国のドイツでさえも、「金地金」を密かにどんどん買いためています。あるいは、アメリカに預けてあった金地金の延べ棒(ゴールド・ブリオン)をドイツの本国へ戻し始めています。これまでの「米国債」や「米ドル」に代わる、
【政府の準備金】として、さらには、自国通貨の価値を維持し、通貨のインフレ(通貨をジャブジャブと大量に発行して「QE=量的緩和」で政府の赤字財政のファイナンスをし過ぎた結果、通貨量がふくらんで(=これが英語のインフレーションの意味)、通貨の価値が希薄になってしまった。だから、通貨の価値暴落を防ぐ裏付けとして、政府が金地金を買い増しているという実態があります。だから、金価格が本当に上昇してくるのは、アメリカ財政が本当に、巨大赤字のゴマカシが効かなくなる2024年、トランプ大統領が「二期目」を退陣するタイミングだろうと(後略)』

11/4追伸
田中宇氏によると、ここ数ヶ月続いてきた人民元と金地金価格のペッグ状態が、最近外れているとのこと。まだ”準備中”なので、米中貿易戦争で元安誘導もありそのようにしたらしいが、基調は変わらないと思われる。

プロフィール

マルプーのぼんちゃん

Author:マルプーのぼんちゃん
【ぼんちゃん】
推定年齢12歳(2020年6月現在)ぐらいの、オスのマルプー犬のぼんちゃん。年より若く見える。マルプーではちょっと稀な“キレカワ系”💛 性格は、おとなしくてやさしくて人懐っこくて庶民的?でも対犬ではかなり臆病。散歩だけはたくさん(1日1~3時間ぐらい)させてもらっている。選択の余地なく、毎日おっさんの面倒をみている。
【おっさん】
推定年齢60歳+のシガナイ初老の独身オヤジ。ひょんなことからぼんちゃんと2人で暮らすことになったが、おかげさまで日々シアワセに暮らしている。

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